【ゼロから6年】クラウドワークスのライティングをやってみた!初心者からの体験談

初心者がクラウドワークスでライティングをやってみたら人生変わった クラウドワークス体験談

クラウドワークスとは、日本最大級のクラウドソーシングサービス(仕事の発注者と受注者をインターネット上でマッチングさせるサービス)です。

筆者は初心者の頃からWebライターとしてクラウドワークスを6年間活用し、さまざまなライティングの仕事をこなしてきました。クラウドワークスを始めた当初の筆者のステータスは次のとおりです。

  • 実業系高校卒業の高卒
  • 約10年間の正社員での工場勤務
  • 指1本でタイピングマン
  • 小説書いたり仕事で報告書を書いたりするくらいしかキーボード触らない
  • 文章の勉強なんてしたこともなく、授業で小論文の書き方とかの授業がなかった(実業系高校なので…)

Webライターとしてのスタートは、「タッチタイピングの練習」と「Webライティングの本を読むこと」から。なぜWebライターを始めたのか意味がわからない能力値ですね。しかも、工場のライン工という、在宅ワークやライティングから遠いにもほどがある仕事に10年間従事していました。

本記事では上記のステータスを持つ筆者が、クラウドワークスでライティング仕事をやってみた経験に基づき、リアルな体験談実体験からわかったメリット・デメリットクラウドワークスでライティングを続けるためのコツなどをまとめました。

私の人生がクラウドワークスのライティングでどのように変わったのか、ポジティブかつネガティブに解説します。

Contents

【体験談】初心者からクラウドワークスでライティングをやってみた結果

クラウドワークスで5年間ライティングやってみた

クラウドワークスに登録したのが2018年4月。初めてライティングで報酬を得たのが2018年7月15日でした。初報酬の感動は、今でも覚えています。

2017年の年末からWebライターを志し、ブログを始め、半年後にようやくクラウドワークスで初報酬という流れでした。「初月で10万円!」「未経験から3か月で30万円!」とかと比べると、亀みたいなスタートです。さてここから筆者の人生はどのように変化したのでしょうか。

クラウドワークスでライティングをやってみた結果、どのように人生が変わったのかを振り返ってみました。

Webライターとして独立のきっかけとなるくらい稼げる

クラウドワークスでのライティングをやってみた結果の1つとして、Webライターとして独立開業したきっかけとなるくらい稼げることが挙げられます。クラウドワークスのライティング案件を経てスキルや実績を貯め、2019年から個人事業主として独立しました。

例えばクラウドワークスでプロクラウドワーカー(ライター部門)に認定されるには、クラウドワークスで「獲得報酬額 月間200位以内(過去1年間で1回以上)」をクリアする必要があります。月間200位のボーダーが、おおよそ10~15万円です。

約15万円をクラウドワークスで稼ぐのは、初心者からライティングをやってみた自分にとって高いハードルでした。しかしそれでも、ライティングを始めて1年で達成しました。正直に言うと、かなり遅いほうです。

しかしプロクラウドワーカーに認定された経験が、「Webライターとしてやっていけるのでは?」という自信につながりました。その後はより上位の報酬額を達成すると認定される、TOPプロクラウドワーカーの称号もいただきました。独立や副業スタートのきっかけ作りの1つとして、クラウドソーシングの利用はありだと思います。

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ライティング能力が向上した

クラウドワークスでWebライター案件を請け続けた結果、駆け出しの頃よりもライティング能力が向上したと感じています。クライアントワークで実際に添削を受けたり、やり取りしたりなどを初心者ながら経験できたことが、自分にとっては大きかったと思います。

ライティング関係の能力を何も持たなかった私がWebライターを始めるには、「1を100にする」ではなく「ゼロから1を作る」という作業が必要でした。人脈も能力もなかった当時の私にとって、初心者でも採用してくれたクライアントと出会えたのは、クラウドワークスのおかげです。

書籍やブログで独学しつつクラウドワークスの案件をこなす中で、一定の緊張感を持って執筆してライティング能力を向上したのは、クラウドワークスでライティングをやってみた結果の1つです。

完全在宅フリーランスの働き方を実現できた

パソコンとインターネット環境さえあれば、クラウドワークスで請けられるライティング案件のほとんどは自宅で執筆~納品まで完結できます。初心者からクラウドワークスでライティングをやってみたことをきっかけにして、完全在宅フリーランスとしての働き方を実現できました。

当然ながら、ただクラウドワークスに登録して仕事をこなすだけではここまでこれなかったと思います。在宅で働き続けるためにライティング・専門知識の学習、クライアントが求める記事の納品、クラウドワークス内での実績・評価の積み上げなど、年単位でのレベルアップの意識を自分なりにですが常に持っています。

ほぼクラウドワークスのライティングだけで生活をしている

Webライターとして独立してからは、ほぼクラウドワークスのライティング案件だけで生活しています(一部ランサーズや直接契約もあり)。クラウドワークスだけで生活というのは、一応は実現可能です。

Webエンジニアやコンサルティングと比べて単価が低いとされるライティングでも、自分1人養う分には時間と能力次第でなんとなると思います(他に家族がいる方はもっと大変だと思います)。

Webライターあひる
これからもお世話になりつつ、クラウドワークス案件以外にも挑戦したいですね。
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初心者からクラウドワークスでライティングやってみた3つのメリット

初心者からクラウドワークスでライティングをやってみたメリット

Webライター初心者の頃から使い続けて感じた、クラウドワークスでライティングをやってみたメリットは次の3つです。

  • 初心者から実績を積むことができた
  • 営業や経理関係の作業が楽になった
  • 時間や場所を問わずに作業が進められる

初心者から実績を積むことができた

クラウドワークスには初心者Webライターでも受けやすい案件が多く、初心者からライティングをやってみた私にとって実績やポートフォリオ用の記事を得るのによい環境でした。

個人的に大きかったのは、プロクラウドワーカー認定Webライター検定の存在です。出版社やWeb業界出身ではない自分にとって、クラウドワークス内の限定とはいえ肩書をもらえたのは非常に大きかったと感じています。実際にプロクラウドワーカーやWebライター検定を取った後に届いたスカウト案件も多く、初心者Webライターが実績を獲得するには有効な制度だと思っています。

「初心者でも、他にもっとよい方法でWebライターを目指せたよ!」という意見もあるでしょう。しかし、コネも経験も文章力もなかった自分にとっては、クラウドワークスで積み上げた実績こそ生き残るために必要なものでした。周囲から見たら遠回りだったとしても、私は初心者の頃からクラウドワークスをフル活用してよかったと思っています。

Webライターあひる
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営業活動や経理作業が楽になった

クラウドワークスのプラットフォームにある機能をフル活用することで、営業活動や経理作業が非常に楽になります。クラウドワークスを利用することで享受できる、営業活動・経理作業面でのメリットは次のとおりです。

  • 24時間いつでも案件探し・応募・クライアントへの返信ができる
  • プロフィールページに経歴・ポートフォリオ・クライアントからの評価などを載せられるので、案件応募時やスカウト待ちのときの営業ツールとして機能する
  • 報酬総額やシステム利用料・源泉徴収引き後の数値が確認できるので、経理作業が進めやすい
  • 請求書・納品書などの証憑書類や支払調書などの発行ができるので、確定申告作業や電子帳簿保存法への対応ができる

このようにライティング以外の作業の業務が効率化できるので、初心者の頃はライティング作業に集中しやすい分だけスキルアップ・実績作りに時間を割けました

時間や場所を問わずに作業が進められる

クラウドワークスで請けられる案件は、クライアントからの拘束や時間的制約に囚われにくい「業務委託契約(請負契約など)」が原則です。そのため、クラウドワークスのライティング案件は在宅のままで対応できることがほとんどです。自宅での仕事はもちろんのこと、守秘義務やウイルスへの対策に問題がなければ、コワーキングスペース・カフェでの執筆もできます。

家事や子育てで家を離れづらい方、心身の関係で家から出て働くのが難しい方、オフィス勤務が難しい方でも取り組める仕事を請けやすいのも、クラウドワークスでライティングをやってみるメリットの1つと言えるでしょう。

Webライターあひる
クラウドワークスでは、完全在宅仕事以外にも取材を伴うライティング仕事も募集されています。

初心者からクラウドワークスでライティングやってみたデメリット

初心者からクラウドワークスでライティングをやってみたデメリット

メリットがある一方で、初心者からクラウドワークスでライティングをやってみたデメリットには、次の3つが挙げられます。

  • 何度も搾取案件をやらされた
  • システム利用料などの手数料の高さはネックになる
  • クライアントワーク中心なので執筆の自由度は低め

何度も搾取案件をやらされた

クラウドワークスの初心者向けのライティング案件の中には、初心者の経験・知識がまだ乏しいことにつけ込み、初心者の労働力・時間を搾取する仕事が見られます。私も初心者Webライターの頃には搾取案件に応募し、疲弊した日々があったことを覚えています。搾取案件の具体例は次のとおりです。

  • 市場相場や適正な報酬の知識不足を付き、不当な低報酬で契約する
  • 実績を積みたい初心者に、「研修のつもりでやってほしい」「ライティングを指導する」と、教育・指導を建前に低単価・作業量大の仕事を依頼する
  • 「主婦でも簡単」「初心者限定!」といった文言で巧みに案件へ誘導させ、間違った相場や仕事の対応範囲を刷り込む

搾取案件でとくに狙われやすいのは、「能力が高いけど、子育て中で家庭に入っている」「在宅仕事ができるなら、ある程度報酬を妥協する」といった主婦・主夫の方です。「主婦の方は、安く使っても質のよい記事を書いてくれるからおすすめ」という、胸糞悪いポスト(ツイート)が存在するのも事実です。

中には、金融・医療といったE-E-A-T(専門知識や経験が求められる分野)に強い能力を持つ方であっても、募集文・話術に巧みに騙されて、文字単価0.5円未満で働かされるケースをこれまで見ていきました。クラウドワークスは案件が大量にある分、怪しい案件の絶対数が多いので十分な注意が必要です。

Webライターあひる
SNSで「ライター 外注」や「ブログ 外注」などで検索をかけると、さまざまな闇が見えてきます。
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システム利用料などの手数料の高さはネックになる

クラウドワークスのシステム利用料は、1件あたりの報酬が10万円以下だと20%(消費税込みで22%)と非常に高額です。同じくクラウドソーシングサイトのランサーズは一律で16.5%、クラウディアは10万円未満で10~15%と、他と比較しても高めに設定されています。

クラウドワークスのシステム手数料の計算

出典:クラウドワークス「システム利用料」

クラウドワークスでは1件10万円超える部分の手数料が安くなるものの、ライティング案件だと一度に数十以上の記事をまとめて納品するプロジェクトでないと、10万円超えの案件はほぼありません。初心者からライティングを始める方なら、なおさら10万円超えの案件を請けるのは難しいでしょう。

また、他にも振込手数料やクイック出金関係の手数料(クイック出金利用時のみ)がかかる可能性があります。

各種手数料の高さがかなりネックになる点は、クラウドワークスの大きなデメリットです。とはいえライティングの募集案件数については、他のクラウドソーシングサイトの追随を許さないのもクラウドワークスのメリットです。ライティング案件をどこで探すかは、あなたの希望や合う合わないで決めることが大切になります。

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クライアントワーク中心なので執筆の自由度は低め

クラウドワークスの案件は、Webライター側の執筆の自由度が低めであるケースが多いです。「自分が書きたい内容・表現で書く」のではなく、「クライアントの指示通りに記事を書く」という仕事をこなしていきます。

場所や時間に融通が利きやすい働き方ができる反面、ライティングも自由にできるというわけではありません。クライアントの指示に従いつつ、クライアントに利益をもたらせるコンテンツを提供しましょう。

Webライターあひる
もちろん「自由に書いてください!」「〇〇の感想をお願いします」といった依頼なら、感想文も主観を入れた文章もオーケーです。

クラウドワークスのライティング案件をこなす6つのコツ

クラウドワークスのライティング案件をこなす6つのコツ

初心者から6年間クラウドワークスでライティングをやってみた経験者が考察する、クラウドワークスでライティング案件をこなすための6つのコツを紹介します。

  1. ライティング案件に必要な能力を伸ばしていくこと
  2. プロフィールやポートフォリオを充実させること
  3. 悪質案件・クライアントには十分に注意すること
  4. 「実績作り」と割り切って使うことも考えること
  5. 多いのは「SEOライティング」や「シナリオライティング」と知っておくこと
  6. 副業・初心者だからといって仕事で手を抜かないこと

1.ライティング案件に必要な能力を伸ばしていくこと

クラウドワークスで継続的にライティング案件をこなしていくには、常にWebライターとして必要な能力を伸ばしていくことが求められます。

例えばクオリティの高い記事を提供するには、「インターネットで調べて書く」だけでは足りません。的確な情報収集・ネタ集めができるリサーチ力・取材力正確性・わかりやすさ・読みやすさを追求したライティング力が求められます。

また専門性や鋭い考察が求められる記事なら、執筆分野の専門知識論理的思考批判的思考洞察力好奇心探究心などが必要です。

いつまでも初心者のままでは、より高い報酬やスキルを得られる仕事に挑戦する機会も得られません。常にライティングに対する高い向上心を持つことが、クラウドワークスを利用するコツの1つだと言えるでしょう。

私の場合は上記に加えて、金融系の資格も取得することで、金融・税金分野の学習や案件応募の幅を広げました。

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2.プロフィールやポートフォリオを充実させること

クラウドワークスで案件を取っていくためには、クライアントの採用担当者の琴線に触れるスキルや実績を示すことが大切です。ライティング案件でスキル・実績を示すには、クラウドワークスのプロフィール欄と掲載ポートフォリオを充実させましょう。

プロフィールには、「得意分野・専門分野」「具体的なスキル(SEO、画像作成、CMS入稿など)」「経歴・職歴」などを詳細に乗せるのがコツです。私の場合は、次のように箇条書きで並べています。

もちろん、上記が正解というわけではありません。どのようなプロフィールにすべきかは、クラウドワークスに登録している実績ある先輩ライターのものを参考にすることをおすすめします。

また、ライティング案件を得るのに重要なのはポートフォリオです。ポートフォリオとは作品集のことで、ライターの場合は「執筆記事」を意味するケースが多いです。自分の文章力・専門知識を客観的に証明できる「渾身の1記事」を持っていれば、クライアントへの最高のアピールポイントとして活用できます。

専門知識や経歴と同じく、なんだかんだ「ライティング力が一番大事」とおっしゃるクライアントも少なくありません。実績として掲示できる記事は、早めに作っておくことをおすすめします。記名記事が手っ取り早くてよいですが、納品先の許可さえ得られれば無記名記事をポートフォリオとして使うこともできます(私も初心者の頃は許可を得た無記名記事で営業をかけました)。

もし納品記事をポートフォリオとすることを拒まれたときは、Wordやnote、Googleドキュメントなどのテキストツールで作成するのがよいです。

Webライターあひる
私もプロフィール・ポートフォリオが充実し始めてから、ご依頼をいただく数も増えた印象です。
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3.悪質案件・クライアントには十分に注意すること

クラウドワークス悪質案件・悪質クライアントには十分に注意しましょう。悪質案件・悪質クライアントにあたると、先述した搾取案件の契約をさせられる可能性が高いです。

相手が悪質か否かを判断するコツは、発注者のプロフィール・実績をよく確認することが挙げられます。また、スカウトメッセージがテンプレート風(こちら側の名前がなく「ライター様」と書かれているだけなど)であるケースも要注意です。誠実な取引をしてくれるクライアントは、ビジネスパートナーとして対等に見てくれているとメッセージ文面から伝わってきます。

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4.「実績作り」に割り切って使うことも考えること

クラウドワークスの利用を「実績作り」として割り切って使うのも、個人的にはありかなと思います。クラウドワークス以外のクラウドソーシングサービスや直接契約での案件は、かかるシステム利用料、メッセージのやり取りの仕方、案件の種類・内容も変化します。

よく聞くのは、クラウドワークスでライティングを体験する→経験を積んでポートフォリオが充実したら、企業やWebメディアへ直接営業をかけるというルートです。SNS運用に長ける方なら、SNS経由で仕事を得るケースもあるようです。

さらに営業ルートとして考えられるのは、「自分のブログにお問い合わせページを作る」「求人サイトで探す」「ライターコミュニティに加入する」などが挙げられます。

このように、ライティング案件の案件獲得ルートは1つではありません。クラウドワークスでの仕事に慣れたら、他の営業先を探してみるのも1つの選択肢となります。

5.多いのは「SEOライティング」や「シナリオライティング」と知っておくこと

クラウドワークスのライティング案件は、Googleの検索上位1位を目指す「SEOライティング」が求められるケースが多いです。SEOとは「Search Engine Optimization、検索エンジン最適化」のことで、ライティング内容やWebサイト設計などの工夫を施し、Webサイトへの訪問者を増やすのが主な目的となります。

下記画像のように、Googleは検索したときの検索ページの上のほうにあるURLほど、クリックされやすくなります。

クラウドワークスのライティングで求められるものの多くはSEOライティング

続いてシナリオライティングとは、You Tubeの漫画動画のシナリオ、アプリゲームのシナリオなどを執筆する仕事です。クラウドワークスだと、You Tubeの漫画動画シナリオが案件の多くを占めています。創作系の仕事にチャレンジしたい場合は、シナリオライティングを請けてみてもよいでしょう。

私も何度かシナリオライティングの経験がありますが、キャラづくり、漫画動画ならではのテンポ、シナリオの起承転結などを考えるのは楽しかったですね。

クラウドワークスでライティングをやってみたい方は、SEOライティングかシナリオライティングについて一度調べてみてください。

ちなみに、私が執筆した漫画動画シナリオはこちらのポートフォリオから見れます。

6.副業・初心者だからといって仕事で手を抜かないこと

「自分は副業でのライティングだから、本業より力を入れなくてよい」「初心者だからある程度許してくれるだろう」といった意識だと、クラウドワークスで仕事をもらったり継続案件を獲得したりなどが困難になります。

副業や初心者かどうかはクライアントには関係のない話であり、手を抜いた仕事をして低品質な記事を納品すると、低評価や修正が続いてクライアントから信頼を得られるライターになれません。

本業に支障が出ることは避けつつ、請けた仕事は副業でも100%の力で取り組みましょう。「めんどくさいから他のブログ記事から全部コピペしよう」「仕事は受けたけど中抜きだけして他のライターに丸投げしよう」など、クライアントの信頼を損ねる行為は必ず避けてください。

また、記事を書くときも誤字脱字やファクト間違いがないよう、自分にできる最高レベルの品質で執筆できるよう意識しましょう。基本的な校正作業はもちろんのこと、音読などを組み合わせた効果的な見直しを行えば、記事の品質を担保しやすくなります

金銭的に余裕があるなら、校正ツールを使うのも手です。私の場合は、有料校正ツールの「文賢」を利用しています。

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クラウドワークスで初心者がライティングをする際の注意点

クラウドワークスで初心者がライティングをする際、クライアントとのやり取りや仕事の進め方についていくつか注意点があります。ここからは、クラウドワークスで初心者がライティングをする際の注意点を実体験を交えて解説します。

提案が通らなくても落ち込まないこと

初心者がクラウドワークスでライティングを始める際、クライアントへの提案が通らないことはよくあることです。応募の競争率が高い場合、今の私でも提案が通らないことも珍しくありません

大切なのは失敗を恐れず、試行錯誤をしながら何度も挑戦することです。提案が受け入れられないときは、それを成長の機会と捉え、自分の提案方法やライティングスキルを見直し、改善する良い機会にしてください

提案文を書くときは、「クライアントが求める人材」を想像したうえで、あなたがクライアントへ提供できるメリットを掲示するのがコツです。例えば資格や実務経験を持っていたとしても、それらをライティングやマーケティングにどう活かすかが曖昧なら、クライアントの興味を惹くことはできません。

Webライターあひる
要は、就活や転職活動と同じイメージで提案せよ!ということです。

最低限のビジネスマナーを遵守すること

ライティング初心者であっても、クライアントとやり取りするときはビジネスマナーの基本は守るべきです。いくら実力を持っていようが、報連相ができない、言葉遣いが荒いといったWebライターは仕事に悪影響が出ます

クライアントとのコミュニケーションでは丁寧語を使い、尊敬と感謝の意を示しましょう。また、疑問点や質問したいことがあれば、適度に質問し「このライターはやる気があるな」と思ってもらうことも大切です。

クラウドワークスのクライアントの中には、法人だけではなく個人の方もいらっしゃいます。当然ながら、相手が個人であっても最初はビジネスマナーを遵守したやり取りが基本です。

Webライターあひる
法人・個人に関わらず、ある程度信頼関係が築けたら多少砕けたやり取りをすることもあります。

納期厳守で遅れるときは事前に連絡すること

納期の厳守は、Webライターとして働くうえで必要不可欠です。しかし体調不良や緊急の用事などが原因で、どうしても納期に遅れるケースも想定されます。

万が一遅れそうな場合は、できるだけ早くクライアントに連絡を取り、状況を説明して指示を仰ぎましょう。私がお付き合いしているクライアントの中にも、納期遅れの連絡をせずにそのまま音信不通になるライターがいると悩んでいることがありました。

事前に連絡しておけば、クライアント側も早めの調整ができます。とはいえ納期の遅れたのは事実であるため、ある程度の信頼低下は免れないかもしれません。可能であれば、そもそも無理な納期を設定しないようにしましょう。

情報源は一次情報など信憑性の高いもののみ使うこと

記事を信頼できる情報源を使うことは、質の高い記事を書くために重要です。とくにインターネット上の情報を扱う場合は、一次情報や公式の資料、権威ある出版物など信憑性の高い情報源を選ぶようにしましょう。

誤った情報や信憑性の低い文章を書いてしまった場合、ディレクターや校正者といった文章チェック者の負担が大きくなります。もしチェックをすり抜けて公開されたら、読者からのクレームやSNSでの炎上につながる可能性があります。

SNSのキラキラライターには惑わされないこと

クラウドワークスでライティングを始めるWebライターは、X(旧Twitter)やインスタなどのSNS上で成功を謳っているライターたちの生活に惑わされないことが重要です。

彼らの投稿は、実際の労働状況や収入を正確に反映していないことも少なくありません。また、始めから成功しているWebライターは、高学歴、実務経験あり、難関資格所持、実家の支援ありといった有利なベースが存在するケースも多いです

自分のペースでスキルを磨き、地道に経験を積むことが成功への道です。

クラウドワークスの利用にこだわりすぎないこと

私はクラウドワークスのヘビーユーザーですが、クラウドワークスはライティングの仕事を見つけるための一つの手段に過ぎないと考えています。クラウドワークスでの案件に慣れて実績・実力が付いてくれば、クラウドワークス以外の場で仕事を探すことも検討しましょう。

確かにクラウドワークスは初心者にとってアクセスしやすいプラットフォームですが、初心者向けの仕事は単発案件・低単価が多いのも事実です。好条件の仕事は、非公開スカウトだったり競争率が高かったりなど受注が難しくなっています。

Webライターの仕事は、クラウドワークス以外のクラウドソーシングサービス、求人サイト(Indeed、Green、リクナビ派遣など)、フリーランスエージェントでのマッチング、オウンドメディアでの募集、地元の商工会議所などさまざまなところに転がっています。

場所ごとに競争率や案件の質が異なるので、「利用するプラットフォームが変わったらすぐに仕事が受注できた!」というパターンはよくあることです。

ある程度ライティング業務や業務委託の働き方に慣れてきたら、他のフリーランス向けのエージェントや仕事を提供するサイトも検討することが推奨されます。

クラウドワークスのライティング仕事はどのような流れが基本?

クラウドワークスでライティング仕事をやってみたいという方に向けて、クラウドワークスのライティング仕事はどのような流れで進んでいくのか簡単にまとめました。

自分で案件に応募するかスカウトを受ける

クラウドワークスでライティング案件を請けるには、自分から公募案件に応募するプロフィールを見たクライアントからのスカウトを待つの2択が主です。ライティング初心者の場合は、基本的に自分から応募することになります。

応募する際は、応募要領に書いてあることをしっかり読み込み、必要な情報を入力してクライアントへ提案文を送りましょう。始めは緊張すると思いますが、慣れれば簡単です。ライティングをやってみたい人とっては必ず乗り越えるべき壁なので、頑張って応募してみてください。

Webライターあひる
ビジネスマナーを守った、節度ある言葉遣いを心がけましょう。

クライアントのライティングルールに則って執筆する

クライアントとの契約を結んだ後は、クライアントから共有される「記事として書いてほしい内容」とライティングルール(レギュレーション)に則って、実際に記事を書いていきます。

ライティングルールとしては、「記事のターゲット」「表記ルール(ですます調・漢字の開き・数字など)」「改行ルール」「出典元明記」などが挙げられます。

原則としてクライアントのライティングルールが守れていないと、記事は検収(納品した記事を受け取ってもらうこと)されません。執筆前には、ルールをしっかりと確認しておきましょう。

記事を納品する

記事の執筆が完了したら、クラウドワークスのクライアントのスレッドからメッセージを送って執筆完了を知らせましょう(外部サービスを使うこと運営から承認されていた場合は、他の連絡でも可)。クライアントの納品基準に達していれば、記事は検収されるはずです。

もしクライアントから修正指示があったときは、修正内容を確認し修正して再度提出してください。ベテランライターでも修正の発生は珍しくないので、修正が発生したら反省はみっちりしつつも引きずらないようにするのがコツです。

検収が完了したら報酬が支払われる

クライアントの検収が終了したら、報酬金額が確定します。クラウドワークスの場合は、まずクライアントが一旦クラウドワークスへ報酬を支払います。そして振込日(原則は15日と月末の月2回、休業日の場合はその前日)になったときに、クラウドワークスからあなたが指定した口座へ振り込まれるという流れです。

報酬金額や振込予定日は、マイページの「報酬」のタブより確認できます。

Webライターあひる
クイック出金を使えば、報酬確定から4営業日で出金できます(別途手数料あり)。

クラウドワークスでライティングをやってみたい人向けのQ&A

最後に、クラウドワークスでライティングをやってみたい人に向けて、初心者がよく疑問に思うところをQ&A形式でまとめました。ぜひ参考にしてください。

Q1.クラウドワークスってどんなサービス?誰でも登録できる?

A.クラウドワークス(Crowdworks)とは、仕事を得たいフリーランス・個人事業主や副業希望者と、仕事を依頼したい企業・個人をマッチングさせるクラウドソーシングサービスです。

18歳以上なら、誰でも登録できます。

ライティング案件以外にもデザイン関係、Web制作、コンサルティング、記帳作業、データ入力、声優・ナレーション、イラスト、エンジニア関係などさまざまな仕事が募集されています。

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Q2.ライティングって1記事どれくらい書けばいいの?

A.ライティング案件によって、1記事に必要な文字数は変わります

私の経験だと、メルマガやSNS投稿なら500~1,000文字前後が多く、SEOライティングなら2,000文字~20,000文字と幅広く指定されました。シナリオライティングだと、1シナリオあたり2,000~5,000文字が多かったです。

どの程度書けばよいのかは、クライアントの指示に従ってください。

Q3.クラウドワークスは業務委託契約だけ?

A.クラウドワークスを通じて結べる契約は、業務委託契約のみです

正社員・アルバイトなど、雇用契約を結ぶことは規約で禁止されています。

1.会員が本サービスを利用して契約を締結する場合、契約形態は業務委託契約とします。クライアントは、ワーカーが受託業務を遂行するにあたり、業務内容・遂行方法について具体的な指揮命令又は監督を行うことや、業務の遂行場所・時間の指定などを行うことはできません。

クラウドワークス「利用規約」

Q4.契約におけるクラウドワークスの役割は?

A.クラウドワークスはあくまで仲介者であり、仕事のマッチング、報酬支払いシステムの提供、証憑書類発行のサポートなどを行うのみです。

契約は、あくまであなたと発注者の間で発生します。クラウドワークスが契約内容に対して直接意見することはありません。

2.本サービスは、クライアントとワーカーが直接業務委託契約を締結することを目的とするものであり、弊社は本サイト上で締結される本取引の当事者とはなりません。

3.本取引に基づくクライアントからワーカーに対する報酬の支払事務は、弊社がワーカーに代わり当該報酬を受領し、それを弊社がワーカーに引渡すことにより行われるものとします。ワーカーと弊社の間には代理受領契約が成立するものとし、当該契約に基づき、ワーカーは弊社に対して、クライアントに対して有する報酬請求権の代理受領権を授与するものとします。

クラウドワークス「利用規約」

ただし、請けている詐欺案件や悪質案件だと感じたときは、クラウドワークスの運営へ相談してください。

Q5.利用のために開業届やインボイス登録は必要?

A.クラウドワークスの利用に、開業届提出もインボイス登録も必要ありません

もし稼げる金額が増えてきたり、独立を検討したりなどの時期が来たときに、あらためて検討するとよいと思います。ちなみに私は、開業届提出済みの個人事業主&インボイス登録済みです。

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クラウドワークスでライティング案件をやってみたい人は挑戦しよう!

6年間クラウドワークスでライティングをやってみた感想のまとめとしては、「やってみてよかった」という点に尽きます。AIの台頭や自身の能力的に考えて、これからもWebライターとして生き残れるかはわかりません。しかし、やってみたいと思ったときにクラウドワークスに登録してWebライターとして働き始めたこと自体は、生涯後悔することはないと思います。

クラウドワークスでライティング案件を始めて、ディレクターや取材できるライターになった方も知っています。一方で、ライティングの過酷さに挫折した方も大勢見ました。クラウドワークスを使ってみてどう感じるかはあなた次第ですが、少しでも興味があるならぜひ一度足を踏み出してみてはいかがでしょうか

この記事がクラウドワークスでライティングをやってみたいと思う方の、少しでも参考になれば幸いです。

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