【2024年版】Webライター検定2級に合格!難易度・メリットや勉強体験談を解説

クラウドワークスのWebライター検定2級合格した感想 Webライター検定

【2024年1月23月更新】

2019年12月26日、3級に続いてWebライター検定2級にも合格しました。3級と比べて難易度が格段に上がりましたが、より深くライティングを体系的に学習できた点は、今となっても貴重な経験です。合格から約4年後の2024年1月時点でも検定は続いており、多くのクラウドワーカーの方々が挑戦しています。

本記事では、Webライター検定2級の概要や合格のために私が意識したことなど、1級・3級も取得した立場から2級取得の体験談や難易度をまとめました。2024年以降にクラウドワークスでWebライター検定2級に挑戦したいときは、ぜひ参考にしてください。

なお、私は完全独学でWebライター検定2級の学習を進めました。2024年1月現在では、クラウドワークスの公式オンラインコミュニティ・トレーニングクラブである「みんなのカレッジ」にて、仲間やメンターと一緒にWebライター検定2級の内容を学べます(有料です)。私は参加していませんが、興味ある人はぜひみんなのカレッジもチェックしてみてください。

Webライター検定2級とは?学べる内容・難易度や講座料金

Webライター検定2級はハードルが高い

出典:クラウドワークス|Webライター検定2級

Webライター検定2級とは、クラウドワークス公式資格であるスキル検定の1つです。クラウドソーシング最大手として数多くのライティング案件を集まるクラウドワークスと、Webマーケティングのプロ集団である株式会社グリーゼが開発しました。

実務スキルが証明されたライティングのスペシャリスト。コンテンツマーケティングのプロ集団である「株式会社グリーゼ」様監修のライティングテストです。実際にライティングを行い採点/添削を行う実技テストも実施するため、実務スキルの証明にもつながります。

出典:クラウドワークス|Webライター検定2級

3級とは違い、選択式問題だけでなく記述式問題で実際のライティング力をテストされます。これまでWebライティングや文章執筆に親しみがない人だと、2級の合格難易度は非常に高いです。またライティング経験があっても、講義動画やコミュニティでしっかり学習しないと通過はハードとなるでしょう。Webライター3級とは一線を画す難易度だと言えます。

ノブログ | 働く人に役立つ情報を発信 @cBCWpzyx5jcNNC5 9月3日

クラウドワークスのWebライター検定2級の合格通知が来ていた。非常に嬉しい。とても嬉しい。愚直に取り組んで良かったと今では思う。記述式の検定であり、検定対策コースを受けないと合格は非常に難しいと感じた。試験は正しい技術が無いと合格できないように作っているようです。そりゃ難しい訳だ。

午後9:28 · 2023年9月3日

X(旧Twitter)

TABIKO ○ソロ旅好きな28歳○ @furefure_tabiko

わたしはライター始めた初期にクラウドワークスのwebライター検定2級の講座を受けて資格取得したんですが、いまになってよかったなと思ってます twitterでライティングの基礎がわからず質問されている方は、講座おすすめです

午後2:35 · 2023年2月17日

X(旧Twitter)

2024年1月現在だと、合格者は321人です。しかし難易度が高い分、合格を目指して本気で勉強すればWebライターとして大きくレベルアップできます。

また3級と異なる点として、テストの添削結果が返ってくる点が挙げられます。フィードバック結果は今後のライティングに活かす、再受験時の参考にするなど、幅広く活用が可能です。クライアントから詳細な添削を受けたことがない人にとっては、大きな経験値となりなす。

2級で学べること|講座の信憑性は大丈夫?

有料講座なので詳細な内容は伏せますが、2級では「正しく書く」に加えて「心を動かす文章の書き方・テクニック」「記事構成の作り方」「タイトルの付け方」「キャッチコピー)「コンテンツSEO」などについて学べます。3級で学んだ基礎的なテクニックと比べると、Webライティングに対してより深く踏み込んだ内容です。Webライター検定2級の内容を仕事で実施できれば、クライアントから非常に重宝されるライターになれます。

超高難度の検定です。執筆テストに通過し、キーワードから高品質な記事を作成するライティングスキルを有しています。読者に伝わるだけではなく、心を動かす文章の書き方を理解し、実践することが可能です。 記事単価目安:2,000文字~3,000文字 9,000円

ライティングに関する書籍は数多く登場していますが、東証グロース市場上場の大企業とWebマーケティング特化の専門家企業の共同開発による公式の動画講義は、他ではなかなか見ることはできません。数十万レベルもかかる怪しい情報商材・ライター講師が増えている中、信憑性がある教材だと言えるのではないでしょうか(とはいえ受験には1万円くらいかかりますが)。

【2024年1月時点】公式の教材と講座料金

Webライター検定の内容を学ぶには、2024年現在だと主に2つの方法があります。

1つ目はスキル検定のページから、Webライター検定2級に直接応募する方法です。講座料金は1万円(税込み)。私はこの方法で学習しました。応募すると専用ページにアクセスできるので、そこから動画視聴と受験が可能になります。動画が視聴できるのは一定期間中だけなので注意しましょう(私はノートを取りながら進めたので、学習内容は手元に残っています)。

2つ目は、みんなのカレッジの「WEBライターコース中級」を受講する方法です。こちらはWebライター検定2級に対応した内容を、他の受講生と一緒に学べます。講座料金は2万9,700円(税込み)。動画教材に加えて専用チャットによる質問・相談やオンラインイベント、メンターによる課題の添削・フィードバックをなどを活用できます。メンターの方々は1級や2級取得者なので、経験に基づいた的確なアドバイスを授けてくれるはず。

受講者満足度98%・学習完走率90%・受講者累計1,000人超の実績を誇り、Webライターのオンラインスクール・コミュニティとして大きな組織となってきました。ライター仲間を作りたい人、複数人で実践的に学びたい人、私のような極度のダウン系コミュ障でない人などは、受講を検討してはいかがでしょうか。

出典:みんなのカレッジ|WEBライターコース【中級】

ただし、2万9,700円の中に検定の受験料まで含まれているかはわからなかったので、一度事務局へ確認してみてください(旧コースだと含まれていた記憶)。

Webライター検定2級について概要
2級の学習内容心を動かすライティング、構成案の作り方、キャッチコピーの基本など3級よりも踏み込んだ内容
問題形式マーク式・記述式(構成案作成から記事執筆まで)
受験料(税込)10,000円(1級は25,000円、3級は無料)
学習方法動画視聴と演習
試験場所Web上(自宅のパソコンなどから可能、スマートフォンはおすすめしない)
講座期限あり
合格発表1か月以内に登録メールアドレスへ通知
2024年1月現在

Webライター検定2級を受験したメリットってあった?

2024年現在、2級を取得してから4年以上経過しましたが、結論を言えばメリットがあったので受けてよかったと思っています。

フリーランスや副業Webライターの立場だと、会社の研修や上司のアドバイスなどがないので、実践形式でライティングを学べる機会を得ること自体かなり骨が折れます。その点でWebライター検定2級は、自分の頭や手を能動的に動かしながら文章を体系的に学べるよい教材です。

私も取得した当初は、クラウドワークスの提案文でのアピール材料として使うことで、採用率が上がった経験があります。また学んだ内容を実際の仕事に活かせたことで、自分の文章への納得感や継続案件の受注につながりました。2024年時点でも「爆発的にスカウトが増える」といった効果はなかったものの、質の良い案件との出会いやライターとしての地力・自信の強化になったと感じています。

また、SNSを見ているとWebライター検定の受験者・合格者が頻繁にコミュケーションを取っているところを見かけます。在宅Webライターは常に孤独がつきまとう職業ですが、自然とライター同士やクラウドワークス公式との人脈づくりのきっかけとして、2級は非常に役に立つ資格と言えるでしょう。フリーランスにとって、人脈形成につながるのは大きなメリットです。

Webライター検定2級に合格した感想・テストに向けて意識した点

Webライター検定2級に合格した感想やテストに向けて意識した点などを、以下5つのポイントにまとめました。

お品書き
  1. 1.講義やテスト内容は実践的
  2. 2.講義動画・メンターからのアドバイスはしっかり確認&メモ
  3. 3.テストの見直しはガチで大事
  4. 4.テストの合格ラインは不明・結果発表まで2週間(がっつり添削あり)
  5. 5.2級の勉強におすすめの書籍

有料の講義なので具体的な解説はできませんが、実体験に基づいたお話をさせていただきます。

合格の感想その1.講義やテスト内容は実践的

講義動画および受けたテスト内容は、Webライティングの現場に則した実践的な内容だったと思います。当時の講座受講時にはすでに1年以上Webライティングに関わっていたのですが、再確認した事項や新しい発見の両方を、学習を通じて学べました。

「2級はどれくらいのレベルの人が受けるべきか?」という疑問ですが。個人的にはWebライター初心者というより中級を目指したい人向けの内容だと感じます。テストで合格できるレベルのライティングを使いこなせるようになれれば、多種多様なWebライターの中でも1つ上のレベルを目指せるのではないでしょうか。

一方で長年ライターや記者として活動している人の中には、「腕試しや現時点でのスキルチェックレベル」「新しく学ぶことはないかも」と感じる人もおられると正直思います。中級レベル以上の人が受けるときは、文章の復習や今後クラウドワークスを活用したいと考える場合がよいかと。

合格の感想その2.講義動画・メンターからのアドバイスはしっかり確認&メモ

合格を目指す場合、受験前の講義動画はできる限りしっかりと視聴しましょう。テスト問題は、すべて動画内から出題されるからです(+3級の内容)。動画が視聴できるのは期間限定であることから、後で勉強した内容を見返せるようにノートを取っておくことをおすすめします。

2級取得から4年経った今でも、内容をパラパラと見直せるので非常に便利です。どこまで書き写すかは人それぞれですが、合格した人のブログでは「解説者のコメントもすべて書き留めるとよい」との解説もありました。時間がかかりますが、合格を目指す人はこれくらい勉強するとよいでしょう。

また、WEBライターコース中級を受講する人は、メンターからの添削やアドバイスなどのフィードバックを真摯に受け止めて活用することをおすすめします。クライアントを含め、自分の文章を添削してくれる人がいることは、Webライター活動において非常に大きな利点です。メンターの方々は、1級や2級を取得する現役Webライター+ディレクターです。有益な情報を得られるでしょう(独学だった私からすると、添削を受けた人は羨ましいなとも思います)。

合格の感想その3.テストの見直しはガチで大切

記述テストが終わった後は、何時間・何日かかってもいいので見直しを行いましょう。求められている表現になっているか、誤字脱字はないか、言葉の使い方は合っているかなど、動画で学んだことを思い出しつつ、校正・校閲を進めます。

見直しが大切なのは、Webライターの仕事おいても同様です。むしろ見直しを焦ったり面倒くさがったりすると、Webライターの仕事でもトラブルを招く可能性があります。

合格の感想その4.テストの合格ラインは不明・結果発表まで2週間(詳細な添削あり)

Webライター検定2級の講義・受験は、以下のプロセスで進んでいきます。

Webライター検定2級の流れ
  1. 講義動画視聴
  2. 選択式テスト
  3. 記述テスト
  4. 結果発表(最大2週間待ち)

記述テストが検定のメインイベントです。選択問題・記述問題ともに合格ラインは不明ですが、記述問題は100点満点の採点で、1点単位で細かく点を付けてくれました(詳細な点数は控えておきます)。添削期間はテスト終了から最大2週間です。私の場合は受験から13日後に結果が返ってきました。

想像以上にがっつり指摘&アドバイスをくれるので、そこが個人的に嬉しいポイントです。問題1つひとつに対して、具体的な指摘コメントを貰えます。合格した場合は、次の画像が添付されたメールが届きます。

Webライター検定2級

3級のときは白色でしたが、2級は黒色です。なお、1級に合格したときも黒色でした。合格した後は、ライティングスキルの証明として「プロフィールページへの掲載」と「スキル検定取得者として検索表示」の2つの特典があります。

▼プロフィールページへの記載

▼スキル検定取得者として検索表示

合格の感想その5.2級の勉強におすすめの書籍は?

動画視聴やメンターの添削以外でも2級合格に向けた勉強がしたい人は、Webライティング関係の書籍を活用するのがよいでしょう。テストでは動画で学んだことに加え、基本的なライティングスキルも確認されます。3級の内容の復習も兼ねて、書籍での学習はおすすめです。

トレーニングにおすすめの書籍は、「世界一やさしい Webライティングの教科書 1年生」と「新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング」の2冊。いずれもWebライティングの基本が詰まっており、Webライター検定に関係なくてもどちらか1冊を所持しておくと便利です。

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Webライター検定2級を目指す人を応援しています

Webライター検定2級は、初級~中級ライターにとって有益な学習内容となっています。合格できればクライアントへライティングスキルの証明なりますし、不合格でも勉強した内容を活かせば需要の高いライターに近づけるはずです。文章について体系的に学習したという経験と自信は、これからのWebライター生活において大きな糧になるでしょう。興味ある人は、ぜひぜひ挑戦してみてください。