こんにちは。
家鴨あひるです。@donotevergetold
今回は私が、当ブログ「アヒルクエスト」を始めるきっかけとなった本である、
「学びを結果に変える アウトプット大全(著 樺沢紫苑)」
この本の感想とご紹介です!
なぜ私がこの「学びを結果に変える アウトプット大全」を読んだことで、
「よし、ブログを書こう!」
と思ったかと言いますと……
この本、「なにか書くことのメリット」や「情報を発信することのメリット」など、
頭の中にある情報を外に出す「アウトプット」のメリットについて、これでもかというくらい解説されているのですが、
その解説が脳科学やポジティブ心理学、行動心理学など「科学的根拠」に基づいたものとなっており、めちゃくちゃ説得力があるのです。
ちょうどこの本と出会った頃、「学のない自分でも少しはましになるだろうか」という思いを持っていた私は、その強い説得力で書かれたメリットに非常に心惹かれました。
そこでアウトプットの手段としてブログを選択し、「ブログで人生が変わった」という、正直ちょっと怪しいこの文言の信憑性を確かめてみようと思い立ったのです。
そんなわけでこの「アウトプット大全」は、ある意味この「アヒルクエスト」の生みの親となったのです。
(個人の感想であり、現在私自身がホントかどうか検証中の身ですが)
Contents
「話す」と「書く」そして「行動する」3つのアウトプットについて科学的解説
この本の著者は、「読んだら忘れない読書術」や「SNSの超プロが教えるソーシャルメディア文章術」などを執筆されている、精神科医であり作家でもある樺沢紫苑(かばさわしおん)氏です。
本の構成は5つのチャプターからなり、タイトルは以下の通りとなっています。
1. アウトプットの基本法則
2. 科学に裏付けされた、伝わる話し方
3. 能力を最大限に引き出す書き方
4. 圧倒的に結果を出す人の行動力
5. アウトプット力を高める7つのトレーニング方法「学びを結果に変える アウトプット大全」の目次、各チャプター名より引用。
以下、引用は同書より行っています。
この本でのアウトプットとは、本物の知識にする学びのためのものと、実際に行動に移し結果につなげていくもの、この2つの意味を持っています。
そしてそれらを「話す」「書く」「行動する」の3つに分けてそれぞれ詳しく解説してくれているのです。
・話で聞いたり本を読んだりして知った内容を、「話す」「書く」ことにより記憶に定着させるアウトプット
・脳に入っている知識を実際に「行動」することで実践していくアウトプット
そして始めのチャプターである「アウトプットの基本法則」では、なぜアウトプットが効果的であるのか、
終わりのチャプターである「アウトプット力を高める7つのトレーニング方法」では、すぐにでも実践できるアウトプットの方法を7つ紹介してくれています。
さくっとアウトプットのメリットと実践方法を知りたい方は、最初と最後のチャプターだけ読むだけで十分に知識を得ることができますよ!
以下、私が読んで個人的に感じたり考えたりした内容になります。
最高の自己成長を促す「書き方」
私が一番参考になり、なおかつ面白かったと感じたのは、本書の第3章にあたる「能力を最大限に引き出す書き方」です。
この章では手書き、タイピングに限らず「自分の考えや学びを、紙やデジタル媒体に書くこと」、これらの科学的メリットがぎっしりと書かれています。
私はこの章を読んだおかげで「ブログを書いてみたい」衝動に駆られ、こうしてブログを始めることができているのです。
とにかく「なにかを書くこと」についての良いところが大量に書かれており、ライター仕事の請負やブログ更新への大きなモチベーションとなりました。
個人的に心に残ったメリットは以下の通りです。
・「書くこと」は大脳全体へ向かう神経の活性化につながり、学習能力や記憶力が向上する
・特に「手書き」で書いたり、同時になにか落書きしたりすることでより記憶力が高くなる
・思いついた「ひらめき」は1分以内に書き留めるというアウトプットによって、「ひらめき」を脳により定着させやすくする。
この章の冒頭のページでは、
「書く」ことのほうが、圧倒的に記憶に残り自己成長を促します。(P114)
と明言されています。
私は本を読み進めるごとに、「文章を書くこと」に対する意欲がどんどん湧いてきました。
自分も相手もプラスになる「話し方」
本書の第2章にあたる「科学に裏付けされた、伝わる話し方」では、「実践的な台詞回し」というより、「人との上手な付き合い方」のノウハウがぎっしりと書かれています。
「褒めるときや叱るときは客観的かつ具体的にしましょう」であったり、「ポジティブな言葉はネガティブな言葉の3倍は話しましょう」であったりなどですね。
私はインドア&飲み会苦手派であり、話すことが得意ではないのですが、
それでも「誰かと会話するとこんなに良いことがあるのか」と、話すことに対してポジティブな感情が湧いてきました。
個人的に特に面白かったのは、
・愚痴や悪口を言うことで逆にストレスがたまるし、相手が嫌いになるという感情がより強化される
・「ギブ&テイク」ではなく、「ギブ&ギブ」の精神で話す
この2点かなーと。
愚痴や悪口を言うことは、ストレスホルモン「コルチゾール」が分泌の原因になったり、「相手が嫌いという感情のアウトプット」になったりと、
マイナスのことにしかならないと知り、「なるほど!」と勉強になりました。
ギブ&ギブ精神の重要性は「金持ち父さん貧乏父さん」でも書いてありましたし、アドラー心理学の本である「嫌われる勇気」と「幸せになる勇気」でも推奨されている考え方です。
「与えよ、さらば与えられん」という考え方ですね。
「なぜ相手に見返りを求めないのが良いのか」という部分が、「返報性の法則」など心理学的根拠を交えながら、具体的に説明されていて面白かったですよ。
第4章である「圧倒的に結果を出す人の行動力」の内容と併せて、
「成功者の習慣は、脳科学や心理学的にも裏付けが取れてるんだなー」と、ビジネス書や成功哲学に対する見方が、この本で大きく変わりました。
「行動することのメリット」はあらゆる成功の秘訣である
あらゆるビジネス書や成功哲学書には
「いいからさっさと行動しろ!」
このように書かれているのですが、今まで自分の中ではいまいち賛同しかねていました。
しかし、この第4章では
「チャレンジすることでドーパミンが分泌し学習能力や記憶力が向上する」や「とりあえず始めることで『作業興奮』状態になって脳の調子が上がってくる」など、
「行動すること」へのメリットが科学的に示されていて、自分の中でしっかりと納得を得ることに繋がりました。
なにかしたいけど尻込みしている、そんな方の後押しにぴったりの章だと思います。
ブログのモチベーションアップにおすすめのページ
「アウトプット大全」は、私のブログを始めるきっかけとなった本と先述しました。
そんな中で、個人的に「ブログを書こう」というモチベアップとなったページをご紹介します。
ブログを始めようか迷っている方、なかなか書き進まない方の参考になれば幸いです。
・「依頼する」 (P64)
・「説明する」 (P92~94)
・第3章「能力を最大限に引き出す書き方」全部(P114~187)
・「続ける」 (P192~195)
・「チャレンジする」 (P202~205)
・「やってみる」「楽しむ」 (P208~211)
・「完成させる」 (P216)
・「ブログに書く」 (P262)
どんどんアウトプットしていきましょう
「なにかを始めたい」
「やりたいことがある」
そんな意欲をより駆り立ててくれるのがこの「アウトプット大全」の大きな魅力だと思います。
私もこの本を読んだおかげで、「ブログを書いている自分」という、今まで知らなかった部分と出会うことができました。
この経験がどう転ぶかはわかりませんが、私もこの本で学んだことをしっかりとアウトプットしていって、アヒルクエストのテーマの一つである
「高卒ライン工だった人生でも、自分を変えたり誰かを変えたりすることができるだろうか」
これについてしっかりと検証していきたいと思います。
以上、家鴨あひるでした。