【2024年版】Webライター検定1級に合格するには?取得のメリットや勉強方法を実体験から解説!

Webライター検定

【2024年5月13日更新】

2020年6月1日に、クラウドワークスの公式資格であるスキル検定「Webライター1級」に合格しました。すでに2級と3級には合格していたので、1~3級すべての取得したことになります。1級の試験難易度は2級・3級よりもはるかに難しかったですが、Webライター検定1級の合格と学習内容は、2023年11月現在も営業や執筆に活きています。

なお2024年5月現在では、独学だけでなくクラウドワークスの公式オンラインコミュニティ・トレーニングクラブである「【みんなのカレッジ】 」にて、Webライター検定1級の内容を他の受講生やメンターとともに学習できます。

Webライター検定1級・2級に合格した現役の講師やクラウドワークスの運営の方々が教えてくれるので、独学で学ぶよりも効率よく勉強できると思います。興味ある方は、無料相談から利用してみてはいかがでしょうか。

本記事では、Webライター検定1級の概要やメリット、合格のために意識したことなどを解説します。受験をお考えの方の参考になれば幸いです(以前の記事より真面目に書き直しました)。

クラウドワークスのWebライター1級とは?概要や学習内容について

出典:クラウドワークス|Webライター検定1級

Webライター検定1級とは、クラウドワークス公式資格であるスキル検定「Webライター検定」の中で、もっとも難易度が高い試験です。公式の説明文でも、合格すれば非常にレベルの高いライターとしての証明になると解説されています。

高度なライティングスキルを
持ったエキスパート。
コンテンツマーケティングのプロ集団である「株式会社グリーゼ」様監修のライティングテストです。構成案作成を含めた実技テストを通して、さらに高レベルなライティングスキルの証明が可能です。

引用:クラウドワークス|Webライター検定1級

私は2級・3級も受けてきましたが、1級は間違いなく最高難易度の試験です。学習内容と試験ボリュームは2級よりも増加しており、私のときは構成から執筆完了までの記述式問題を2記事分こなしました。2級でさえ大変だったのに、初見で見たときは「マジかよ…」とぼそっと呟いたほど。見直しを含めると、回答するまで数時間を有するでしょう。試験を受けるときは、時間を確保しておくことをおすすめします。

2023年11月時点での合格者数は24人。2級の321人と3級の7,493人と比較しても、非常に少ない人数です。

すずみ@WEBライター @suzumi5151 6月8日

クラウドワークス公式のスキル検定、Webライター検定1級に合格しました!
合否の発表はもう少し前に出てたけど、点数がはっきりするまで「何かの間違いで合格取り消しになるかも」と思っていました。それくらい信じられなかった。
本日、採点結果がメールで来たので、(私的に)合格が確定しました!

午後4:37 · 2023年6月8日

X(旧Twitter)

2級のときと同じく、テストの添削結果が返ってきます。合格・不合格いずれかの場合でも、いただいたフィードバックは今後のライティングに活用できます。

Webライターあひる
私は試験だけで合計6時間以上かかりました。Webライター検定1級を受験した方々の体験談を見ると、添削結果を見直し、再試験を受けて合格という人も多く見られます。

1級で学べること|内容もハイレベルだが実施レベルへの落とし込みが難しい

2級と同じく有料講座なので、学習内容の詳細はここでは伏せます。ご了承ください。

1級で学ぶ内容は、2~3級の「正しくわかりやすい文章の執筆」から「ユーザーの行動を意識しリードや商品購買につなげる執筆」へと変化し、Webマーケティング・企画を絡めたハイレベルなものとなります。自分から能動的に、クライアントの利益に貢献できる高品質なライティングを目指します。

1級の内容を完全理解できれば、Webコンテンツ制作における上流工程を意識した執筆が可能です。クライアントの利益に直接関与する記事を提供できれば、継続案件の獲得だけでなく今より重要な業務を任せてもらえる可能性も上がります。

ただし、1級の内容を実践するのはかなり難しいと感じています。Webライターになってすでに5年目ですが、1級で学ぶ「利益に貢献できるクオリティ100%の記事」を毎回納品できているかと言われると、完璧な自信は正直ありません(当然ながら納品時は100%のつもりで提出していますが、あくまでクライアントからの評価されるとして)。

つまり講義動画を頭で理解しても、ライティングにうまく落とし込んでテストを通過するのは想像以上に難易度が高いです。

Webライターあひる
私も頭が常にヒート状態のままテストを受けていました。普段からWebライターとして活躍している方々でも、一筋縄ではいかない濃い内容だと思います。

【2024年5月時点】公式の教材と講座料金

2級と同じく、Webライター検定1級の内容を学ぶ方法は2023年時点だと2つあります。

1つはスキル検定のページから、Webライター1級に直接応募する方法です。講座料金は2万5,000円(税込み)と、2級の2.5倍の価格設定となっています。私は直接応募を行い、独学で学習しました。動画を視聴できるのは一定期間中のみなので、ノートを取るなどして学習内容を残すことをおすすめします。

2つ目は、みんなのカレッジの「WEBライターコース【上級】」を受講する方法です。Webライター検定1級に対応した内容を、1級に合格した現役ライター・ディレクターであるメンターの添削・アドバイスを受けながら、他の受講生と一緒に学べます。講座料金は2万9,700円(税込み)。完全オンラインの3週間の集中トレーニングで、ハイレベルのカリキュラムをこなしていきます。

個人的に1級合格を目指すなら、独学よりもライター・メンターの方々と交流しながらのほうが、効率よく学習できてよいと思います。

出典:クラウドワークスが運営するオンラインスクール【みんなのカレッジ】

とはいえ独学での合格も可能だと思うので、あなたに合う方法をお選びください。

Webライター検定1級について概要
1級の学習内容マーケティングを意識した構成案・文章作成から、読者の行動変容など、クライアントの利益につながる高品質のライティングの学習
問題形式記述式・3,000文字程度の記事作成2本
受験料(税込)25,000円(2級は10,000円、3級は無料)
学習方法動画視聴と演習
試験場所Web上(自宅のパソコンなどから可能、スマートフォンはおすすめしない)
講座期限あり
合格発表1か月以内に登録メールアドレスへ通知
2024年5月現在

Webライター検定1級の感想|取得して感じた4つのメリット

Webライター検定1級を取得して3年以上経過しましたが、1級は2~3級よりも取得のメリットを明確に感じています。主なメリットは次の4つです。

  1. 「クライアントの指示通りに書く」「正しく書く」に加え、「なぜその指示があったのか」「読者はどう動くのか」など、深い部分を意識したライティングを体系的に学習できた
  2. 営業活動時にWebライター検定1級をアピールすると、興味を持たれるケースが多くなった
  3. 普段の仕事中、1級で学んだ内容を基にした構成案提出や補足情報、その他提案をクライアントへ伝えることで、スムーズな意思疎通や感謝の言葉をいただくことが増えた
  4. 「自分はWebライター検定1級に合格した(体系的に学んだ)」という自信がついた

Webライターとしての実力がついた実感を得たことに加え、営業面でさまざまなメリットがあったのは予想外です。こちらから積極的に「この構成や見出しは〇〇が目的で作成しています」、「ペルソナや記事の目的を設定し、最後のCTRにつなげます」といった話が抽象的でなく論理的にできるようになり、以前よりも納品記事がSEO順位や売上アップ面で貢献するようになりました。

Webライター検定1級自体に興味を持たれて仕事を得ることも増え、私自身の売上アップにもつながっています。

このように、独学でも目に見えるリターンをWebライター検定1級から得られました。もしWEBライターコース【上級】で人脈を作りながら学習を進めれば、さらなる効果を期待できるかもしれません(私はぼっち体質故できないのですが…)

なおWebライター検定1級に取得するメリットについては、みんなのカレッジのメンターの方が実際に取得者へアンケート調査を行っています。そちらもぜひご覧ください。

WEBライター検定1級に合格したらどうなった?5人に聞いてみた!

【経験談】Webライター検定1級に合格するための6つのコツ

ここからは、私がWebライター検定1級合格に向けて意識したことや、合格のコツをまとめました。具体的には次の6つです。

  1. 講義動画の内容はメモを取ること
  2. 自己流のライティングではなく、講義動画やWebライティングの基本・応用を意識して執筆すること
  3. 執筆以上に構成案作成と情報の取捨選択に全力を注ぐこと
  4. Webライター検定2級・3級の内容を復習すること
  5. とにかく何度も何回も何連続も見直すこと
  6. ようは「クライアントやユーザーを意識した記事を書けるか」

具体的に見ていきましょう。

合格のコツ1.講義動画の内容はメモを取ること

本気で合格を目指すなら、講義内容をノートにメモするなどを行い、手を使いながら頭に叩き込んでいきましょう。ただ動画を見るだけで学習するより、能動的に手を動かしたほうが理解しやすいと思います(写真のノートは走り書きなので字はかなり汚いですが…)。

また、動画内容を噛み砕いて自分の言葉に訳してから書き出すことで、動画の理解がより深まるでしょう。

Webライターあひる
「手は第二の脳」とも言いますしね。

合格のコツ2.講義動画の内容やWebライティングの基本・応用を意識して執筆すること

Webライター検定1級の記述式問題では、講義動画の内容やWebライティングの基本を忠実に守った執筆を心がけましょう。その基本を沿った上で、マーケティング面やわかりやすい表現などの応用を組み合わせます。

すでにWebライターやブロガーとして活動してきた人は、これまで培ってきた自分の文章があると思います。しかし、Webライター検定1級の試験においては自己流ライティングを一度忘れることが大事です。あくまで試験であるという認識を強く持ちましょう。

合格のコツ3.執筆以上に構成案作成と情報の取捨選択に全力を注ぐこと

記述式問題を解くときは文章の執筆に意識が行きがちですが、Webライター検定1級の試験においては、文章を書く前の構成案作成の出来が合否を左右すると感じました。いくら丁寧でわかりやすい文章でも、記事の方向性が違っていると合格はできません。

また、量を書くより大変なのは「余計なことを書かないこと」です。情報量が多すぎると、記事の方向性やブレたり、記事で伝えたいことが薄くなったりなどのデメリットがあります。普段のWebライターの仕事でも、引き算の考え方は非常に重要です。1級においても、情報の取捨選択には全力を注ぎましょう。

合格のコツ4.Webライター検定2級・3級の内容を復習すること

Webライター検定1級の試験では、2級や3級で学ぶ内容も当然のごとく求められます。というより、2級・3級レベルは身に付いている前提で問題が出題されます。そのため、Webライティングの基本中の基本となる3級と、わかりやすく具体的な文章を追求する2級の内容も復習しておきましょう。

3級の内容は、クラウドワークスの会員なら誰でも見れる無料の講義動画27本で確認できます。なお「2級は受けてねぇから2級の復習ができないよ!」という人でも、1級合格のために2級をあらためて受験する必要はないと思います。代わりに初級~中級者向けのWebライティングに関する書籍を、何冊か読んでおきましょう。

合格のコツ5.とにかく何度も何回も何連続も見直すこと

Webライター検定1級のテストのボリュームは膨大ですが、期限内ならテストに何日かけても問題ありません。テストを解き終わったら一旦冷却期間を置き、その上で何度も何回も何連続でも見直しましょう。確実に合格を狙いたいなら、最低でも2、3回は推敲してください。

クラウドワークスのWEBライターコース上級&副業フリーランスコースでメンターを務める方も、試験における見直しの重要性を説いています。合格のために大変参考になる体験談だと思うので、こちらもぜひチェックしてみてください。

→「再び!不合格からの合格|ライター検定1級|3回の受験で学んだことと効果とは?

また、こちらの方も2回目で合格されています。1回目の試験を踏まえて2回目で意識されたことを具体的に言語化されているので、合格を目指す方はぜひご覧ください。

→「WEBライター検定1級2回目受験98点で合格したライター歴2年の私の【合格秘訣】とは?

合格のコツ6.ようは「クライアントやユーザーを意識した記事を書けるか」

合格のコツをつらつら解説しましたが、ようは提出する解答が「納品してクライアントからOKをもらえる記事か」「ユーザーがこちらの想定通りの行動をする記事になっているか」が大切ということです。

クライアント・ユーザー目線を強く意識できれば、「どのようにすれば読みやすいか」「この見出しの順番だとユーザーは何を考えるか」「この文章はクライアントやユーザーにとって有益なのか」などが見えてきます。個人的には、テスト中にクライアント・ユーザー視点にどれだけ寄り添えるか否かが、勝負の分かれ目だと感じました。

Webライター検定1級の学習におすすめの書籍はある?

「講義動画以外でもWebライター検定1級の対策をしたい」という人は、個人的にはソーテック社が発行する以下2冊がおすすめです。

どちらの本も、Webライター検定1級に関係なくおすすめできるマーケティング・ライティングの本となっています。あくまで主観ですが、少しでも参考になれば幸いです。

著:ふくだ たみこ
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SEOに強い Webライティング 売れる書き方の成功法則64」は文章の基本から文章構成、マーケティング、SEOなど、Webコンテンツを成功させるためのライティング術を体系的に学べる書籍です。2016年発行と少し古く内容も難しめですが、Webライティングにおける根本的な内容なので、今でも問題なく使える知識を得られます。

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世界一やさしい Webライティングの教科書 1年生」は、Webライター検定のカリキュラムを監修した株式会社グリーゼが書いたWebライティングの書籍です。これ1冊でWebライター検定1級に対応しているわけではありませんが、2級・3級の復習にはもってこいの内容となっています。1級では2級・3級の内容も反映したライティングが求められるので、講義動画と併せてこちらの書籍にも目を通しておくとよいでしょう。

1~3級の所感|ぼっちの私にはよい学びだった

3つすべての級すべて受けた上での感想は、「ぼっち気質の私には大変よい学びだった」に尽きました。本やクライアントの添削によるぼっち系独学を貫いてきた私にとって、例え有料でも動画講義と文章添削はありがたかったです。

とはいえ、Webライター検定はあくまで能力の証明だけで実際の実力は別と思っています。クライアントさんが求めるのは「結果を出す文章」です。「Webライター検定の知識で戦う」ではなく「Webライター検定の知識を『活かして』戦う」戦略が、検定の勉強を活かすために必要かなと。

これからも応募しては落ち、継続されずに悔しがり、納得できない文章を書いて頭を悩ませる日々が続くと思います。しかし、勉強の成果が結果として表れるのは嬉しいし、大きな励みになりました。なにより自分の文章に自信が持てます。

1級もある意味スタートライン。「この検定に意味があったかは今後の行動次第」、これ肝に命じて精進します。

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