タイトルのとおり、去年の10月にライターステーションの課題に合格しました。
2年前には一度落ちて不合格になっているので、リベンジ達成です。
現在もWebライターとして登録しています。
この記事ではライターステーションに合格した感想と、合格のために意識したことなどをまとめました。
興味あればぜひご覧ください。
ライターステーションは、クラウドワークスやランサーズなどの仲介システムではなく、「運営が他クライアントから請け負った仕事を、ライターにあらためて依頼する」というシステムを取っています。
こちら側で手数料は発生しないため、契約金額分=手取りです。

(出典:ライター募集の「ライターステーション」)
「ライターステーションというクライアントと契約した」というイメージが近いかも。
Contents
ライターステーションの合格(合否判定)通知の連絡について
2020年10月21日に以下のメールをいただき合格しました。
▼ ▼ ▼

▲合格通知です
試験を受けたのは二次募集があった10月1日。他のライターさんが殺到したとのこともあり、1日で応募上限に達して締め切られていました。
今回は3週間以上時間がかかりましたが、本来のライターステーションの合否の判定は10営業日以内です。
課題文提出後のメールに記載されています。

合格したのは運がよかったのと、これまでのライター経験が生きたからだったかなと……一応、丸2年ライティングしていますので…汗
課題文の難易度はそこそこ高いと思います。ライティング経験0はほぼ間違いなく落ちるんじゃないかな。
事前にライティングの本を一冊読んでおくか、コラム記事の執筆経験を積んでおいたほうががよいかもです。
ちなみに、ライターステーションの公式Twitterによると、2019年時点での課題文の合格率は3割前後とアナウンスされています。
#ライターステーション の課題合格率は平均3割前後。11月は6割、12月は4割弱でした。合格のヒケツは課題を読み解き、そのキーワードで上位表示できるか?を考えながら #ライティング すること。また不合格でも簡単に再チャレンジできます。ぜひご応募ください。#ライター募集https://t.co/zRnYdOiLQU
— ライターステーション (@writer_station) January 15, 2019
ただ再チャレンジができるので、受講に際してとくにデメリットはありません。
「まずは受けてみる」というのもありです。
2年前には見事にライターステーション不合格をいただいていました
過去にもブログ記事で書いたのですが、ちょうど今から2年前くらいに、ライターステーションの課題に挑戦して不合格となりました。
そのときにメールがこちらです。
▼ ▼ ▼

▲ライター始めて半年くらい
2019年の年明けですね。いやー、久しぶりにメールを引っ張ってきましたが懐かしい。
このころはキラキラした希望に満ち溢れていました、今よりも「未経験でもライターはできる!」「1円以上の単価は誰でも取れる!」を信じていた時代です。
(今や擦れたもんである)
だから安易に「ライターステーション、自分なら受かるはず!!」と謎の自信をもって挑み、そして見事不合格となったのです。
世の中あまくねぇし、自身の実力はまだまだまだまだまだ足りなかった、と思わされる出来事でした。お恥ずかしい。
- 基礎文章力が足りなかった
- 構成をまったく考えずに提出した
- 参考にすべき記事の信憑性が低かった
不合格の理由を推測しても、単純にこの3点だと思います。
とくに構成の部分は、思い出せる範囲でも「うわー……」と顔を覆い隠したくなるレベル(今も得意ではないけど)。
こんな苦い経験もありながら、なんとか合格へたどり着けました。
ライターステーションに合格したときに意識したこと
合格しても「なぜ合格したのか」という理由や添削結果などはもらえません。
なのでここからは推測で、「ライターステーションの合格に必要そうなこと」を憶測でまとめました。
あと、「自分が執筆したときに実践したこと」も併せてご紹介します。
「どんな課題をやったの?」「課題文の開示は?」など気になる点はあるかと思いますが、具体的な内容については念の為に伏せます。
あらかじめご了承くださいませ。
結論からいえば、Webライターとして普段から実施すべきことを行えば大丈夫かと。
「意識したこと」と言っても、実際はライティング本やブログ記事でもよく似通った内容になります。
あとちなみに、提出時の文字数は2,000文字弱でした。
0.まずは公式サイト発信の合格のコツを見てみる
ライターステーションが運営する「ライターマガジンwebマガジン」に寄稿されている記事の一つに、テストの合格のコツについて書かれているものがあります。
その記事の「合格に必要な要素」を要約したものが次のとおりです。
- Web(パソコンやスマートフォン)で読まれやすい構成
- 句読点・開業・語尾・箇条書きなどの工夫でメリハリとテンポある文章
- リサーチをしっかり実施した「読者に信頼される」内容
一応、自分も執筆時には上記のすべてを意識しました。
元記事が気になる方は公式サイトの「ライターステーションのテスト課題文、チェック担当はココを見ている!」をご覧ください。
1.PREP法は基本
PREP(プレップ)法、いわゆる「結論」⇒「理由」⇒「根拠」⇒「結論」の順番で文章を組み立てるのが基本です。
ライターステーションの課題文も、この順序で文章を執筆するのが無難だと思います。
例えば「ライターステーション 合格」というテーマであらためてざざっと書いてみますと、次の感じになるかと。
(P:結論)ライターステーションに合格するには、PREP法による執筆が効果的です。
(R:理由)なぜなら、Webの文章は紙媒体の文章に比べて離脱率が高く、早めに読者へ答えを示す必要があるからです。
(E:根拠・具体例)実際にライティング本やWeb記事、文章講座の教材など、さまざまな媒体にて同じように解説されています。
(P:結論)したがって、Webライターとしての登録になるライターステーションの課題文は、Webライティングの基本でもあるPREP法で執筆することをおすすめします。
上記はあくまで基本の型なので、行数や情報量については、リサーチやまとめ方次第で変化します。
ただ、あくまで「結論ファーストであること」は抜けないようにしたほうがよいです。
2.文章構成も「検索意図」という結論を最初に
上記の文章単位で結論を持ってくるだけでなく、記事全体の構成でも「最初に検索意図を満たす内容=結論」から書き始めました。
細かくいうと「AIDCA」や「PASONA」などの構成で伝える方法もあります。
が、今回はあくまで「検索してすぐに答えが欲しい読者」を想定して執筆しています。
イメージ的には、小論文で用いられる「総論・各論・結論」のような感じでしょうか。
- 与えられたテーマの結論や自身の主張を最初に出す
- その主張に対する理由、その理由に対する根拠を説明する
- 記事全体を総括する
今回の課題文では「<h2></h2>」や「<h3></h3>」のような見出しは設定しませんでした。
設定しても問題ないとは思いますが、実際どう合格に絡んでくるのかはわかりません。
ただ、段落やブロック単位で情報をまとめるように執筆しています。いわゆるパラグラフライティングです。
3.情報ソースも一緒に掲示
私の場合はですが、「リサーチ深め・情報は開示する」というスタンスで課題文を作成しました。
普段のWebライターの業務と同じく、リサーチはできる範囲で徹底して実施し、執筆内容の信憑性を担保しています。
- 大企業などの1次情報・権威性ある情報のみ参考にした
- 2つ以上の情報を照らし合わせた
- 個人ブログや運営元が不明瞭な記事は参考にしない
あと、参考元の名称を文章中に反映しました。
例えばフリーランスに関する記事だと、
「フリーランス協会のフリーランス白書2020によると~」
「リクルートワークス研究所のデータで見る日本のフリーランスによると~」
といった具合です。
あとは記事の最後に、実際に参考にした記事のURLも貼り付けました。
URLの文字数もあわせて2,000文字以下で収めています。
4.当たり前だけど校正・推敲・校閲は時間をかける
誤字脱字・情報間違い・同じ語尾の3連続などは減点対象である可能性が高いので、校正・推敲・校閲の時間は長めに取りました。
少なくとも1時間以上は見たほうがよいかと。
- 目視⇒有料校正ツール⇒無料校正ツール⇒目視のサイクルで校正を行う
- 参考元URLの情報をもう一度照らし合わせる
- 音読してリズム感・一文一義・句読点の位置の違和感がないかチェック など
「文章は書き終わったら終わり」ではなく、「書き終わってまだ作業の半分以下」という心持ちくらいが丁度よいはずです。
5.その他ライティングで気をつけたこと
あとは、その他のWebライティングの基本を守って執筆しました。
- 一文一義で執筆する
- 主観表現は避ける(私は~だと思う・私の体験談では~など)
- こそあど言葉ではなく数字や固有名詞で言い表す など
ここまで書いてきてある程度わかるかもしれませんが、「ライターステーション独自の対策」は行っていません。
「Webライターの業務で日々執筆しているレベル」での提出を目標にしました。
合否が決まる要素は、Webライターの基礎能力の部分が大きいのかなと思います。
【補足】ライターステーションのコラム記事を模写するのもよいかも
ライターステーションwebマガジン」で寄稿されているコラム記事の構成や文章をチェックし、模写するのも効果的だと思います。
記事自体が編集部や他のWebライターさんによって執筆されているので、参考になるはずです。
(私も2記事くらいやった)
ライターステーションを利用してみての感想
編集部の方は非常に丁寧かつ誠実に接してくれるため、連絡に関するトラブルはクラウドソーシングサイトよりも少なそうだなという印象です。
記事の文字単価は大体1円くらい。ただ手数料が引かれないので、そのまま入るという形です。
なかにはさらなる大型案件もあるそうなので、いつかチャレンジしてみたいですね。
もしライターステーションの合格に興味がある場合は、一度課題を受けてみてはいかがでしょうか。
【こちらの記事もどうぞ】
「【Webライター】認定ランサーになったときの報酬額・実績やメリット」