アイス工場と聞くと、冷凍庫のような極寒の現場で一日中働くイメージを持つ方も多いと思います。「アイス工場で働くのはきついって聞いたし、どうしようか迷っている」という方もいるのではないでしょうか。
しかし、実際には現場全体がずっと寒いわけではなく、仕込み・充填・包装・保管など、どの工程を担当するかによって仕事内容や負担の感じ方はかなり変わります。
もちろん、アイス工場ならではの大変さがあるのも事実です。立ち仕事や単純作業の負担に加え、夏場の増産、冷凍庫・冷蔵庫での作業など、人によってはきついと感じやすいポイントがあります。
そこでこの記事では、アイス工場で約10年間働いた筆者が、現場の温度の実態、仕事内容や製造工程、きついと感じやすいポイント、応募前に確認したい点までわかりやすく解説します。
Contents
アイス工場だから特別にきついというわけではない
アイス工場で約10年間働いてきた筆者から言うと、アイス工場だから特別にきつい職場というわけではありません。
もちろん、アイス工場ならではの大変さはあります。たとえば夏場の生産量の増加、工程による現場の温度差、アイス製品そのものの取り扱いの難しさなどは、他の食品工場とは少し違う部分です。
ただ、アイス工場に限らずどの仕事にも「きつい」と感じるポイントはあり、アイス工場だけが飛び抜けて特殊というわけではないのも事実です。

実際、アイス工場と聞くと「ずっと極寒の場所で働くのでは」とイメージする方も多いと思います。しかし、現場全体が常に冷凍庫のような温度になっているわけではなく、仕込みのようにむしろ暑さを感じやすい工程もあります。
アイス工場の仕事は、「アイスを作っているから全部きつい」と一括りにできるものではありません。仕事内容や配属先によって負担の内容がかなり変わるため、応募前に見るべきなのは、アイス工場かどうかよりも、どの工程でどのような作業を担当するのかです。
そもそもアイス工場って寒いの?気になる現場の温度について経験者が解説
アイス工場の現場すべてが、冷凍庫のように寒いわけではありません。実際には、仕込み・充填・包装・保管などの工程ごとに温度感がかなり異なります。
私自身、アイス工場で働いていたときは、周囲から「アイス工場って寒いんでしょ?」とめちゃくちゃ聞かれました。その際に、「実は自分が働いていたところは暑い」と伝えると、皆が驚いた顔をしていたことを覚えています。
以下では、アイス工場で約10年間働いた筆者が、アイス工場の温度について解説します。
そもそもアイス工場の現場が寒いわけではない
まず前提として、アイス工場だからといって、現場全体が常時冷凍庫レベルの温度になっているわけではありません。少なくとも、仕込み後のライン作業や充填・包装を行うエリアは、「極寒のなかで作業する場所」というイメージとはかなり違うことが多いです。
たとえば、アイスバーのような製品でも、製造中は常温に近い、あるいは涼しい程度に管理された現場で整形や包装が行われます。
そもそも製品そのものを凍らせるのは、フリーザーなどの専用設備であり、現場全体を冷凍庫のように冷やしているわけではありません。

フリーザーは、アイスクリームミックスに空気(オーバーラン)を含ませつつ凍結させる特殊な機械です。ソフトクリーム屋などでよく見かける装置を、工場用に大きくしたものと考えていただけるとよいと思います。
そのため、「アイス工場で働く=氷点下の現場でずっと作業する」という認識は、実際とは少しズレがあります。もちろん涼しめの環境ではありますが、一般的に想像されるほどの極端な寒さではない工程も多いです。
寒いのは製品や原料を保管する冷凍庫・冷蔵庫
一方で、アイス工場のなかでも明確に寒い場所はあります。製造したアイス製品や冷凍原料を保管する冷凍庫、そして冷蔵原料を入れておく冷蔵庫は当たり前ですが寒いです。
こうした場所は、家庭用の冷蔵庫や冷凍庫を少し大きくした程度のものではありません。大量の原料や製品を保管できる広さと高さがあり、フォークリフトが出入りするような本格的な保管スペースになっているのが一般的です。
この冷凍庫や冷蔵庫で在庫確認や運搬作業をする担当になると、防寒着を着て作業することになります。おそらく、「アイス工場は寒くてきつい」と言われるイメージの中心は、この冷凍保管エリアの印象による部分が大きいでしょう。
ただし、当然ながら全員がその作業を担当するわけではありません。同じアイス工場でも、冷凍庫に頻繁に入る人と、ほとんど入らない人では体感がかなり変わります。
仕込みの現場はむしろ暑い可能性がある
アイス工場と聞くと寒い現場ばかりを想像しがちですが、仕込みの現場はむしろ暑い可能性があります。少なくとも、筆者が働いていた仕込み現場は、とくに夏場になるとかなり暑かったです。
アイス工場の仕込み現場がむしろ暑くなりやすい理由は、以下の通りです。
- 乳化や殺菌のためにアイスクリームミックスを昇温する必要があるから
- 凍った原料を溶解させるために熱が必要になるから
- 粉体原料はお湯を使ったほうが溶けやすいから
- 蒸気管やドレントラップなどが設置されているから
要するに、同じアイス工場のなかでも、仕込みとその後のライン作業では温度感も作業内容もかなり違うということです。とくにアイスクリームミックスの仕込み前と仕込み後では、作業内容はほぼ別物だと考えて差し支えありません。
強いて言うなら「現場が涼しすぎて寒い」と感じる可能性あり
仕込み後の工程であっても、氷点下のなかでライン作業をすることは基本的に多くありません。ただし、「空調が効きすぎていて寒い」と感じる現場はありえます。
まず前提として、フリーザーを通したアイスクリームミックスや硬化させたアイス製品は、それ自体が温度が非常に低いです。
もしそれらのアイスが常温に晒されたとしても、アイス表面を含めてすぐに解けるわけではありません。そして常温の現場を製品が流れるのがほんの数分程度と考えると、現場を冷蔵庫レベルに冷やさなくても製品が解けることはありませんし、溶ける前に冷凍庫に保管されます。
要するに、アイスを作っているからといって製造現場までキンキンに冷やす必要がないということですね。
しかし、かといって現場の温度が高すぎると「ソフトクリームの立ちが悪い」「チョコレートの粘度が変わる」といった、品質関係のトラブルが発生します。少なくとも私が見てきた範囲では、現場全体の温度は、空調で涼しいくらいに調整されているのが一般的です。
そのため、アイス工場によっては製造中のアイスの品質に影響がでないように、現場を常温よりは低めの温度設定にしているといったケースが考えられます。流石に冷蔵庫レベルで冷やすことはほぼないと思うのですが、空調を強めに設定するアイス工場だと、寒いと感じる人はいるかもしれません。
もちろん細かいところはアイス工場によって変わるかもしれない
ここまでの内容は、あくまで筆者が経験した2社のアイス工場や、視察した10社以上のアイス製造工程をもとに整理したものです。実際には、工場の規模や扱う製品、設備構成によって温度環境は変わる可能性があります。
とはいえ、少なくとも冷凍庫や冷蔵庫以外の場所まで無理に寒くする意味はあまりありません。実務的に考えても、「アイス工場だからどこでも極寒」という見方はしなくてよいと思います。
極寒ではないけどアイス工場の仕事はきついところもある
ここまでお伝えしたとおり、アイス工場の現場すべてが冷凍庫のように寒いわけではありません。
ただし、だからといってアイス工場の仕事が楽というわけでもありません。実際に働いてみると、他の食品工場と共通する大変さに加えて、アイス工場ならではの負担を感じる場面もあります。
以下では、経験者の立場から、アイス工場で実際にきついと感じやすい点を整理していきます。
他の食品工場と同じく立ち仕事が多く足腰が疲れやすい
アイス工場も他の食品工場と同じように、立ち仕事が多い職場です。ライン作業、検品、箱詰め、容器や資材の補充などは、基本的に立ったまま行うことが多く、足腰に疲れが溜まりやすくなります。
しかも、ただ立っているだけではなく、ラインの流れに合わせて一定のテンポで作業を続ける必要があるため、想像以上に精神力や体力が消耗されます。
また、配属先が仕込み工程になると話はさらに変わるかもしれません。仕込み作業では、何十キロもある粉体原料や缶物原料を運んだり投入したりするケースもあり、アイス工場のなかでも力仕事になりやすい工程です。
このように、アイス工場の仕事は「冷たい商品を扱う軽作業」というイメージだけでは語れません。ライン作業中心の疲れ方もあれば、仕込みのように体をしっかり使う疲れ方もあります。
同じ作業の繰り返しになりやすい
アイス工場の仕事は、他の食品工場と同じく、配属される工程によっては同じ作業の繰り返しになりやすいです。
たとえば、容器の補充、スティックの補充、目視検品、箱詰めなどは、作業内容そのものは比較的シンプルでも、それを長時間続けることになります。
また、ライン作業は単純作業になりやすい一方で、正社員になると機械調整や改善業務など、別の役割が入るのが実務上一般的です。
正社員の仕事になると、製造機器の調整・メンテナンス、シフト調整、業務改善、トラブル対応などの仕事が入るので、自分の裁量で動ける仕事が増えます。とはいえ、基本的には「アイスを生産計画通りに製造する」という共通の目的があるため、ルーティンワークはどうしてもこなさなければなりません。
生産技術などの部署であれば、さらに自分の裁量が広がる可能性があります。
衛生・服装ルールやアイス製品の取り扱いに慣れるまで戸惑いやすい
アイス工場にも、食品工場としての基本的な衛生管理や服装ルールがあります。作業着への着替え、持ち込み物の制限、身だしなみの確認、手洗いやエアシャワーなどは、多くの工場で共通する部分です。
さらに、アイス工場では乳製品を扱うことも多いため、一般的な食品工場とは異なる部分の衛生面へ気を使う場面があります。そのため、製造や洗浄、その他衛生面のルールが細かくなりやすいです。

たとえば乳製品を取り扱うアイス工場は、食品衛生法のもとで定められた、「乳及び乳製品の成分規格等に関する命令(乳等省令)」の規定に従うのが一般的です。
こうしたルールは、安全で品質の安定した製品を作るために必要なものです。そのため、慣れてしまえば特別なことではありませんが、最初のうちは面倒に感じたり、覚えることが多いと感じたりしやすい部分ではあります。
夏前や夏場は生産量が増えて忙しくなりやすい
アイス工場ならではの特徴として、夏前や夏場に生産量が増えて忙しくなりやすいことも挙げられます。アイスは季節によって需要が動きやすいため、暑くなる時期に向けて製造量を増やす工場は少なくありません。

実際、私が働いていたアイス工場でも、夏に向けた増産や夏場の本格稼働によって、残業や休日出勤が発生していました。普段と同じ作業内容でも、物量が増えるだけで疲れ方はかなり変わりますし、ラインのスピード感や現場全体の忙しさに圧倒される人もいます。
一方で、冬は夏ほど忙しくない傾向があります。ただし、だからといって完全に暇になるわけではありません。
バニラ系や通年商品などの需要によって、忙しいタイミングが出ることもあります。年間を通してまったく波がない仕事ではない、という点は知っておいたほうがよいでしょう。
冷凍庫や冷蔵庫は防寒していても手先や足元が冷えやすい
前章で触れたとおり、アイス工場の現場すべてが寒いわけではありません。
しかし、冷凍庫や冷蔵庫での作業は別です。そこでは防寒着を着ていても、手先や足元が冷えやすく、人によってはかなりつらく感じます。
とくに、在庫確認、製品や原料の出し入れ、運搬補助などで冷凍保管エリアに頻繁に入る担当だと、短時間でも冷えが蓄積しやすいです。
そのため、冷え性の人や末端が冷えやすい人は、アイス工場に応募する際に「冷凍庫内作業があるのか」「保管や運搬にどれくらい関わるのか」を確認しておくことが大切です。
アイス工場の仕事内容と製造工程
ここまで、アイス工場の温度環境やきついと感じやすいポイントについて解説してきました。ただ、実際にどのような仕事があるのかが分からないと、自分に合うかどうかは判断しにくいと思います。
ここでは、アイス工場で行われる主な仕事内容と製造工程について、経験を踏まえて簡単に解説します。
もちろんですが、細かい製造工程や作業内容はアイス工場によって異なる可能性があります。参考程度にお読みください。
原材料の受入・保管
まずは、アイスクリーム製造に必要な原材料を受け入れて保管する工程です。
アイス工場では、脱脂粉乳や乳清パウダーなどの粉体原料、食用油、液糖や水あめ、チョコレートなど、さまざまな原料を使用します。これらの原料を他の製造工場などから受け入れ、種類ごとに適切な場所で保管していきます。
受入担当になると、原料の荷下ろしや運搬のためにフォークリフト作業が発生することもあるでしょう。現場によっては、原料の在庫確認や先入れ先出しの管理なども重要な仕事になります。
アイスクリームミックスの計量や仕込み作業
受け入れた原料は、製品の種類や製造量に応じて計量し、アイスクリームミックスの仕込みに使われます。
仕込み工程では、原料を30〜70℃程度で加温しながら溶解していくのが一般的です。粉体原料を投入したり、液体原料を混合したりしながら、製品ごとの配合に合わせてアイスクリームミックスを作っていきます。
私が主に担当していたのもこの工程でした。アイス工場のなかでも、仕込み工程は比較的力仕事になりやすく、何十キロもある粉体原料や缶物原料を扱うケースも少なくありません。また、現場の温度も高くなりやすく、アイス工場のなかでも体力的にきついと感じやすいのは、この仕込み作業だと思います。
アイスクリームの乳化・殺菌・冷却・エージング
仕込んだアイスクリームミックスは、そのまますぐに製品になるわけではありません。ホモゲナイザーなどの専用機器を使って乳化させたうえで、殺菌・冷却を行い、タンクに送液していきます。
乳化とは、乳脂肪や植物油などの油分と、水あめや牛乳などの水分を均一に混ざり合った状態にすることです。これにより、なめらかな組織のアイスに仕上がりやすくなります。
その後、冷却したアイスクリームミックスをタンク内で一定時間保管し、エージングを行います。
エージングとは、アイスクリームミックスを0〜5℃程度で一定時間貯蔵し、組織をなじませたり、粘度を変化させたりする工程です。
この工程を担当する人員配置は工場によって異なりますが、仕込み担当者がそのまま管理するケースも珍しくありません。私が働いていた現場でも、仕込みからエージングの管理まで担当していました。
アイスクリームミックスを容器に充填し包装する
エージングしていたタンクから送られたアイスクリームミックスは、フリーザーを通してフリージングされ、その後に充填機へ送られます。そこから、カップやコーンなどの容器に、ある程度凍結したアイスクリームミックスが充填されます。
充填後は、フタやラップなどで包装され、製品としての形が整えられていきます。この工程が、世間一般でよくイメージされる「アイス工場のライン作業」にもっとも近い部分です。
現場によって多少の違いはありますが、正社員がフリーザー・充填機・包装機の管理や製品の風味確認などを担当し、パートやアルバイトが容器・スティック・チップ原料などの補充や、製品の検品を担当するのが一般的です。

充填や包装工程は2年弱経験しましたが、充填機器やフリーザーのメンテナンスやチョコ停などのトラブル対応など、仕込みとは異なるきつい部分とやりがいがありました。
充填した製品を硬化させ冷凍庫で保管
容器に充填されたアイス製品は、トンネルフリーザーなどでさらに急速凍結させ、しっかりと硬化させる工程に入ります。ここで初めて、お店で見かけるような、完全に凍ったアイス製品としての状態に仕上がります。
完成したアイスは冷凍庫に保管され、品質や異物などのチェックで問題がなければ、状況に応じて随時出荷されます。
このあたりの工程では、冷凍庫への出入りや保管品の管理などが発生するため、前章で触れたような「寒さがつらい」と感じやすい仕事にもつながりやすいです。
仕込みやライン以外のさまざまな作業について
ここまで主に仕込みやライン作業を中心に紹介してきましたが、アイス工場にはそれ以外にもさまざまな仕事があります。
代表的な仕事をまとめると、以下の通りです。
| 仕事内容 | 概要 |
|---|---|
| 品質管理 | アイスクリームミックスや製品の組織、風味、衛生状態、異物の有無などをチェックする |
| 生産技術 | 製造コストの改善や高品質化のために、製造工程の設計や設備導入などを検討する |
| 工務 | 工場で使用する電気、冷媒、蒸気、その他エネルギー設備の点検やトラブル対応を行う |
| 事務仕事 | 総務、経理、原料管理、在庫管理などの事務関係の対応を行う |
このように、アイス工場の仕事は「ラインに立ってアイスを作る人」だけで成り立っているわけではありません。製造を支えるさまざまな部門があり、それぞれ役割が分かれています。
そのため、アイス工場で働くといっても、どの工程・どの職種に入るかで仕事内容もきつさの種類も大きく変わります。
アイス工場が合いやすい人の特徴
アイス工場の仕事には、立ち仕事や単純作業、夏場の忙しさなどの大変さがあります。ただし、それらが全員にとって同じようにきついとは限りません。
実際には、仕事内容や環境との相性によって「思ったより続けやすい」と感じる人もいます。ここでは、アイス工場の仕事が比較的合いやすい人の特徴を整理します。
涼しい環境のほうが働きやすい人
アイス工場は、工程によっては空調が効いていて涼しく感じやすい現場があります。そのため、蒸し暑い現場や高温環境より、涼しい職場のほうが働きやすい人には合う可能性があります。
実際、食品工場のなかには加熱工程が多く、夏場はかなり暑くなる職場もあります。それと比べると、仕込み後のアイス工場の現場は働きやすいと感じる人もいるでしょう。
ただし、仕込み工程はむしろ暑くなる可能性があるため、「アイス工場ならどこでも涼しい」とは限らない点には注意が必要です。
単純作業をコツコツ続けるのが苦になりにくい人
アイス工場のライン作業は、工程によっては同じ動作を繰り返す仕事が中心になります。そのため、単純作業をコツコツ続けることが苦にならない以下のような人は、比較的なじみやすいです。
- 黙々と作業するのが好き
- 決まった手順を守るのが得意
- 大きな変化より安定した作業のほうが落ち着く
反対に、毎日違う刺激がほしい人や、自分の判断で動く場面が多い仕事を好む人には、単調に感じることもあるでしょう。
繁忙期と閑散期の差がある仕事を受け入れやすい人
アイス工場は、季節によって忙しさに波が出やすい仕事です。とくに夏前から夏場にかけては生産量が増えやすく、残業や休日出勤が発生することもあります。
そのため、年間を通してずっと同じ働き方をしたい人よりも、時期による忙しさの差をある程度受け入れられる以下の人のほうが合いやすいです。
- 忙しい時期と落ち着く時期がある仕事でも問題ない
- 繁忙期だけ少し負担が増える働き方を受け入れやすい
- 季節商品を扱う仕事に抵抗がない
もちろん、どの程度忙しくなるかは工場によって変わります。ただ、アイス工場では季節差があることを前提に考えたほうが、自分に合うか判断しやすいと思います。
アイス工場の求人で応募前に確認したいポイント
アイス工場の仕事が自分に合うかどうかは、「アイス工場」という名前だけでは判断しにくいです。実際には、配属先の工程や繁忙期の働き方によって、きつさの内容がかなり変わります。
そのため、応募前には仕事内容をなるべく具体的に確認しておくことが大切です。ここでは、とくに見ておきたいポイントを紹介します。
配属予定の工程はどこか
まず最初に確認したいのが、自分がどの工程に入る予定なのかです。アイス工場は、同じ工場内でも担当する工程によって仕事内容が大きく異なります。
- 仕込み中心なのか
- 充填や包装のライン作業なのか
- 検品や箱詰めが多いのか
- 冷凍保管や出荷補助に関わるのか
この違いだけでも、暑さ・寒さ、体力負担、単純作業の比重がかなり変わります。求人票に詳しく書かれていない場合は、面接時に確認しておくと安心です。
冷凍庫内作業や運搬作業があるか
「アイス工場は寒そう」と不安な人が、とくに確認しておきたいのがこの点です。前章でも触れたとおり、現場全体が極寒というわけではありませんが、冷凍庫や冷蔵庫での作業は別です。
- 冷凍庫への出入りが多いか
- 製品や原料の運搬があるか
- 在庫確認で保管エリアに入ることがあるか
同じアイス工場でも、この作業があるかどうかで体感のきつさはかなり変わります。冷え性の人は特にしっかり見ておきたいポイントです。
繁忙期の残業やシフト変更の有無
アイス工場は、夏前から夏場にかけて忙しくなりやすい傾向があります。そのため、普段の勤務時間だけでなく、繁忙期にどのような働き方になるのかも確認しておくと安心です。
- 夏場に残業が増えるか
- 休日出勤の可能性があるか
- シフト変更が発生しやすいか
- 短期募集が繁忙期対応なのか
時給や条件だけで判断すると、入社後に「思ったより忙しい」と感じることがあります。特に派遣や短期求人では、繁忙期対応の可能性も意識しておくとよいでしょう。
防寒着や休憩体制が整っているか
冷凍庫や冷蔵庫に関わる作業がある場合は、防寒着や休憩体制も重要です。仕事内容そのものだけでなく、身体負担を減らせる環境が整っているかも確認したいところです。
- 防寒着や手袋が支給されるか
- 休憩の取り方に無理がないか
- 休憩室でしっかり体を温められるか
- 冷凍保管エリアの作業時間が長すぎないか
こうした条件が整っているだけでも、同じ仕事内容の負担感はかなり変わります。応募前には、作業内容とあわせて確認しておくのがおすすめです。
まとめ|アイス工場の現場は必ずしも寒くはないがきついところはある
アイス工場と聞くと、「ずっと極寒の現場で働く」とイメージする方も多いかもしれません。しかし実際には、現場全体が常に冷凍庫のように寒いわけではなく、工程によって温度感や仕事内容はかなり異なります。
その一方で、立ち仕事の多さ、単純作業の繰り返し、夏場の増産、冷凍庫や冷蔵庫での作業など、アイス工場ならではの大変さがあるのも事実です。特に、どの工程に配属されるかによって働きやすさは大きく変わります。
アイス工場で働きたい場合は、次の4点を応募前に確認しておくのがおすすめです。
- どの工程に配属される予定なのか
- 冷凍庫内作業や運搬作業があるのか
- 繁忙期に残業やシフト変更が発生するのか
- 防寒着や休憩体制が整っているのか
アイス工場の仕事が合うかどうかは、「アイス工場だからきつい」と決めつけるのではなく、自分が担当する作業内容や職場環境との相性で考えることが大切です。求人票や面接で仕事内容をしっかり確認し、自分に合った働き方かどうかを見極めてみてください。















・アイス工場のきつさは工程や作業内容によって大きく変わる
・立ち仕事、単純作業、夏場の増産、冷凍庫作業などは負担になりやすい
・アイス工場で働きたい場合はどの工程に配属されるかをしっかり確認することが大切