どんどんブログが書きたくなる!「書くこと」の効果やメリット5つ!

記事執筆三種の神器。
文章考察

こんにちは。

最近ブログが楽しいけれど、文字数が膨らんで更新ペースがあがらない家鴨あひるです。@donotevergetold

最近、勉強のためにいろいろ他のブログやTwitterを覗いたりしているのですが、

「収益化につながらない、稼げない」→「意味のないブログだと落ち込む」

「誰も見に来ない」→「意味のないブログだと落ち込む」

「日記ブログ」→「意味がないブログだと言われる」

こんな感じの文言をよく見かけます。

まずい。これをこのまま受け取ってしまうと、私のブログの存在価値が無くなってしまう……。

しかし、収益が出なくても、誰も見に来なくても、日記記事になろうとも、このブログに意味がないとは思ったことはありません。

ブログは私に「誰かに読んでもらうことを前提にした文章執筆」の場を与えてくれます。

自分の頭でものを考えるモチベーションに繋がり、実際に発信できる場を整えてくれる。これが私の思う「ブログの収益以外」のメリットです。

そこで今回は、今まで当ブログでも紹介した文章術の本や、ライター、ブログ関係の書籍を読み、

ブログ初心者な私が感じた、「書くこと」の効果やメリットをまとめてみました。

収益が出なくても、誰からも読まれなかったとしても、日記記事になろうとも、ブログを書くということは、いろいろメリットがあるのです。

書くことによって起こるいろいろな変化とは

自分の考えや感情が「目で」見えるようになる

“思い”という言語化されたもののようだが、頭をぐるぐると駆け巡っているのは言葉ではない。言葉以前の茫漠たる“感じ”である。(P30)

「20歳の自分に受けさせたい文章講義」より引用。

自分の頭の中を文字に起こすことで、感情や考えが言葉として「目で読める」ようになります。

つまり、「視覚化」ができるのですね。

なんとなく「考えていたこと」や「感じていたこと」を文字としてはっきりさせることには大きなメリットがあります

自分の考えを客観視したり、さらなるアイデアにつなげていったりするときに、この「物理的に現れた頭の中考え」をどんどん利用するのです。

脳が活性化する

脳が活性化する。結果として、記憶力や学習能力が高まるというわけです。(P114)

「学びと結果に変える アウトプット大全」より引用

「書く」という行為を行うと、脳の「脳幹網様体賦活系(のうかんもんようたいふかっけい)」、通称RASと呼ばれる神経が、平常時より働くようになります。

このRASは「人間の注意力」をつかさどっている部分です。

ここが活性化すると大脳全体に信号を送り、物事により注意が向くようになったり、集中力が高まったりと、脳全体の活性化につながっていくのです。

この脳の活性化こそが大きなポイント。

脳の活性化は、記憶力や学習能力、創造力の向上など、多くの効能を私達にもたらしてくれます

頭の中の情報が整理される

伝える文章を書くということは、丸写しではない限り、実は高度な技術です。

外部からの情報や自分の経験、思考、感情など、相手へ伝えたいことが通じるように言葉を選び、文字を組み立てていかなければなりません。

「これは本当のことなんだろうか」
「あのとき自分はどんな風に思っていたんだろうか」

このように自分の意見を思い出す、情報の正誤を確かめる、相手に伝わるように言葉を組み立てる。

このプロセスを踏んでいくことにより、自分の頭の中がすっきりし、表現力や文章力アップに大きく貢献します。

「書くこと」は最高!書くことによる具体的な効果5つ

ここで文章力という武器を手に入れておくことは、将来に対する最大級の投資になる。(P52)

「20歳の自分に受けさせたい文章講義」より引用。

「書くこと」によってどういった変化が起こるのかを解説しましたが、ここからその変化によって起こる具体的なメリットの紹介です。

今回紹介する以外にももっとあるのですが、今回は私が良いと思った効果を抜粋しご説明させていただきます。

記憶力や学習能力が高まる

「書く」ことの方が、圧倒的に記憶に残り自己成長を促します。(P114)

「学びと結果に変える アウトプット大全」より引用

なにかを勉強するとき、「書いたほうが覚えやすい派」の方はいると思いますが、脳科学的にそれは大正解です。

「書く」ことは「読む」だけより、記憶力や学習能力が向上することが脳科学的に証明されています。

先述の通り、脳のRASが働くことは脳全体の活性化、さらにドーパミンやセロトニンなど、記憶や学習能力に影響を与えるホルモンの分泌も活発になります。

このRASは指先の繊細な動き、そして運動そのものによって活性化することが判明しており、

つまり「書く」ことこそが、最も恩恵を受ける方法となるのです。

ブログで言えば継続して記事を更新することが、自分の知識の補強も豊かっていくのですね。

これは、私が思うブログの最も大きなメリットのひとつだと思います。

脳のスペースが空き考えをまとめやすくなる

一度考えたことを記憶しておく必要もなくなり、「せっかく考えたのに忘れてしまった」といったこともなくなる。さらに、頭の中を客観的に見渡すことができるようになるため、自分の考えがいかに一貫性がなく断片的であるかにも気づくことができる。(P82)

「言葉にできるは武器になる。」より引用。

人間は頭の中で考えているだけでは、実は情報や自分の感情でさえ把握していない生き物です。

だから人はいざという時、「わかっている」と思っていたことが話せなかったり書けなかったりするのです。

また、この言葉にできない「もやもや」を頭に抱えていると脳のスペースを圧迫し、思考の邪魔になったり脳の疲れへとつながったりします。

そこで紙やテキストにもやもやを「書く」ことで言語化し、頭の外に出してしまいましょう。

思考を頭の外に出してみよう。

言語化することで客観的に情報を見ることができ、さらにもやもやで埋まっていた脳のスペースを有効利用できるようになります。

一度スッキリした頭で、目の前にある紙やテキストに書いた文字を見れば、新たな発見があるに違いありません。

新しいアイデアに出会える(記事ネタの質・量が増える)

人は解を得るために書くのだし、解がわからないから書くのだ。(P41)

「20歳の自分に受けさせたい文章講義」より引用。

頭の中のあらゆる考えを外に出し、形を与えることで、どれだけ自分が考えているかを把握することができるようになる。(P82)

「言葉にできるは武器になる。」より引用。

自分の持っている情報や、頭の中の言葉を一度文章に起こすことで、新しいアイデアを閃く余裕が生まれます。

まず書くという行為自体が脳の活性化となるので、良いアイデアの閃きにつながります。

そして、その言語化されたアイデアからどんどん言葉や状況を連想することで、新たな発見やアイデアを作ることができます。

小説家やシナリオライターで言う連想法の原理ですね。

書き起こされた文字に対し、「間違っていないか」「他の方法はないか」「逆に考えてみたらどうだろう」など、アイデアに対しあらゆる角度から検証することで、考えを深めていきます。

文字を書き起こした紙やテキストは、いわば自分のもうひとつの記憶域なのです。

また、記憶を移動させることで空いた脳のスペースを、新しいアイデアの閃きに使えるようになります。

【本の感想】「言葉にできるは武器になる。」で文章の言葉の質を上げよう!

論理的思考が身につく

書く技術を身につけることは、そのまま“考える技術”を身につけることにつながるからである。(P17)

「20歳の自分に受けさせたい文章講義」より引用。

「説明する」ことは、記憶に残すことであり、脳のトレーニングでもあります。(P94)

「学びを結果に変える アウトプット大全」より引用。

物事を自分の言葉で表現するのは、実はかなり難しいことです。

特に文章は表情や声の抑揚、そして身振り手振りなどの「非言語コミュニケーション」が使えず、文字だけで伝えたいことを表さなければなりません。

説明のための考え方
「どの言葉を使えば自分の言いたいことを表せられるのか」
「どういった根拠があれば説得力が出るのか」
「どう順番で書いたらわかりやすいのか」

このように相手に伝わる言い回しや話の構成、つまり相手に説明する文章を考えることは、論理的思考を養うためのトレーニングに最適となります。

まずは自分が内容を理解、それを伝わるように再構成、その構成に説得力を持たすために事実や根拠を付け足す。

この考え方を身につければ、仕事での企画書やプレゼンを作るとき、スポーツで技術習得や試合での駆け引きをするとき、子供にわかりやすく説明するときなどで、いつでも最高のパフォーマンスを発揮できます。

また、文章で説明できる物事は、情報のつなぎ合わせ、意味の正誤確認などのプロセスを経るので、エピソード記憶としての自分の頭に残りやすいのです。

「エピソード記憶」というのは過去にあった出来事や体験、つまり物語、ストーリーとしての記憶です。(中略)「エピソード記憶」は覚えやすく忘れにくいという特徴があります。(P92、93)

「学びを結果に変える アウトプット大全」より引用

書くこと自体がスキルになる

メール、企画書、プレゼン書、謝罪文、就活のエントリーシート、ブログ、SNS、そして今後生まれる新しいコミュニケーションサービス。われわれが文章を書く時代は、この先増えることはあっても減ることはない。(P51)

「20歳の自分に受けさせたい文章講義」より引用。

今の時代、あらゆる場所で文字を書くことが増えてきました。

元ライン工だった私でさえ、報告書や稟議書、業者とのメールのやり取り、発表会で文章を書く機会があり、何度も文章力を必要と思う場面があったのです。

(他の職種に比べれば屁でもない量だと思いますが)

文章力は「読ませる文章書く」、これを意識して書けば書くほど上達します。

情報を発信できるブログという媒体で書くことは、まさに文章が上手くなるのにうってつけな環境となるのです。

どんどん書いて自分と誰かを豊かにしていこう!

“書く技術が身につけば”が身につけば、ものの見方が変わる、物事の考え方が変わる。そしてきっと、世界を見る目も変わってくる。(P17)

「20歳の自分に受けさせたい文章講義」より引用。

たとえ誰かに読まれなくとも、収益が出なかろうとも、

ブログを「書くこと」だけで、こんなにもメリットがあります。

よく話題に上がる「日記記事」に関しても、書籍「アウトプット大全」内で多くのメリットが載っており、まったく意味がないということはありません。

以下、一部抜粋しています。

日記を書くことで、自己洞察力が鍛えられます。(P240)
また、日記を書くことによって、レジリエンス(ストレス耐性)が高まります。(P241)
ポジティグ日記を書くだけで幸せになる。さらにその内容をシェアするとさらに幸福度はアップする。(P242)

ブログによって書くことの意味を知り、そして書くこと自体が楽しくなるのであれば、それがブログを続けるモチベーションとなり、お金ではない「最高の資産」へと変化するのではないでしょうか。

この記事執筆にあたって、以下の書籍を最大限に参考にさせていただきました。

「20歳の自分に受けさせたい文章講義(著 古賀史健)」

「言葉にできるは武器になる。」(著 梅田悟司)

「学びを結果に変える アウトプット大全」(著 樺沢紫苑)

どれも文章に携わるものであれば、読んでおいて損はありません。というか普通に面白いのでおすすめです。当ブログでも紹介していますので、興味があれば覗いてみて下さい。

以上、この記事を書いてますます書くことが好きになった家鴨あひるでした。