生きてます。Webライターあひるです。
久々の更新なので、ちょっとでも有益っぽいテーマにします。実際に有益なのかはわからんけど。
テーマはお金のお話。「クラウドソーシングのWebライターは本当に稼げるのか?」です。
最近よく「クラウドソーシングは卒業? して直接契約に移行しよう」との声を聞きます(卒業するという単語にはあまりピンときませんが)。
主観からいえば、「直接契約でなくても生活費稼ぐのは不可能じゃない(でも大変)」が私の結論です。
クラウドソーシング主戦の高卒Webライターの「実際どうなの?」について、主観と体験談バリバリで考察していきたいと思います。
Contents
前提のお話――「専業+丸2年のライター生活あり」と1つの結論
こちらの記事、丸2年ほどWebライターをしてきた、正確には2018年の半ばごろからライター始めた1人の独身男の体験談です。今からWebライターを始めたいという人とは、若干環境も状況も違うかもしれません。
「株式会社クラウドワークス2020年9月期 第3四半期 決算説明資料」によると、2020年6月末の登録者数は393.5万人とほぼ400万人に迫っています。

(出典:「株式会社クラウドワークス2020年9月期 第3四半期 決算説明資料」)
2019年度末は332.9万人から半年で約60万増加と最大の上がり幅。去年の6月は294万人とのことなので、1年で100万人も増加です。すげぇ。
ランサーズの「テレワーク拡大による企業・フリーランスの働き方の変化」 に関する調査でも、2019年12月から3月の間で登録者数+58%だとか…。
さらにリクルート住まいカンパニーの「コロナ禍を受けたテレワークの実態調査」では、会社員・公務員の47%がテレワーク、今後もテレワークを継続したいワーカーも84%です。
副業への意欲もマシマシになりつつあります。まさに在宅ワーカー戦国時代です。案件への応募数も明らかに膨らんでいます。
その点については一応事前に知っておいていただけると。あくまで参考程度の情報になってしまうことをお許しください。
詐欺案件多いらしいけど本当にいい案件ってあるの?
とりあえず結論として、クラウドソーシングの案件は、公開案件より非公開案件(募集していないスカウト)の良条件が多い、ということです。
私はスカウトのみで回るほどガンガン案件が来ているわけでもないんですが、それでも公開していない直接スカウトの方が、報酬(文字単価・記事単価)・やり取りのスムーズさが優れているかなと。
非公開案件は本当に特定の個人にしか送られていないやつ。
ちゃんとプロフィールを読んだ上で依頼くださるクライアントさんです。3年目にして、ようやくボチボチくるようになりました。ほんとボチボチ。
以前ブログでも「クラウドソーシングのスカウトだけで仕事が回る人」じゃ景色が違うと書きました。
多分、その人たちはそういった案件が中心だから、公開案件の競争とは縁遠いのかなと。
しかも最近は公開案件でお堅い案件を装ってLINEに誘導するやつや、「講座のモニターのレビューして」などの怪しいものも増えています。
まじでクライアントの評価と「誰が評価してメッセージを送っているのか」を見たほうが良いと思います。
月収30万とかマジで稼げますの?
あくまで「いけるか、いけないか」の話で言えば、ライティングだけで月収30万は行けるんじゃないかなーと。私も実体験から体感するのに2年以上かかりました。
もちろん、記事の外注やディレクションとかの案件なしの純粋なライティングのみで。
あ、でもTwitterやネットで出回ってるほど簡単じゃないしシンドイのは間違いないです。
時給換算で「文字単価1円・1時間・1,000文字で1000円、2,000文字」って聞きますけど、当然手数料20%は考えてないし、源泉徴収も無視です。
なにより、リサーチ時間・校正と推敲・クライアントとのやり取り時間が入ってないっぽい。むしろ「文字打つよりこっちの方が比重大きいのになぁ…」と思うこともしばしば。
まあ非常に厳しい茨の道ですが、達成自体は可能かと。
私も手取り30万は達成したことないですけど、手数料引かれた状態の手取り20万なら経験あります。
一応証拠のスクショ↓(クラウドワークスのスマホアプリ版)

ネット上の数値はソースコード操作したらいじり放題なので、信じる信じないはあなた次第
7月のやる気の無さは見ないで。いろいろ忙しかったの。
9月はまだ途中なので、もうちょい積み上がる予定。数字は手数料や源泉徴収引かれたあとの、実際の振込額です(多分)。
で、私って超遅筆なのです。執筆速度めちゃくちゃ遅い。丸一日使って5,000文字とか。1万文字書けたら良い方。
専業としてはかなり少ない方な気がする。最近は本当にひどい。
なので、「もっと早く書ける人は30~40万、50万と行けるんとちゃう?」という推測を立てた訳です。実際に1日2~3万文字書く人いるので。
ただし、いきなり未経験・キャリアなしからスタートしたら30万到達までに年単位で時間かかるかも。ライターやる前の環境やキャリアはストレートに反映されます。
テメェの最高文字単価いくつくらいですの?
今のとこの最高は10円程度(記事単価だから換算しただけなので正確ではない)。
4~6円も、2020年9月現在継続で受注してます。全部クラウドワークスのスカウトですね。実力不足で断ったけど、10万円のLPとかも来ました。
ランサーズは最高2.5円くらいかな。
でも受注数が多いわけなく、1案件1~4記事程度です。受注しているので1番多いのは2円代になります。
ただこれは今年に入ってちょっと経ってからのお話。去年や始めたてのころは1円未満の案件もこなしました。
クラウドソーシングで1円以上の案件、選考勝ち抜くの今でも難しいと思ってます。未経験から行けた人はその時点で優秀で誇っていいのでは。
クラウドソーシングの手数料20%が高いか低いかのお話――想像よりは安いと思う
高いですよね、20%。
単純計算でも10,000円の報酬が8,000円です。2,000円何が買えるのか考えたら、ちょっともったいない気がするのもわかります。
でも、クラウドソーシングの恩恵や「手数料は経費で落とせる」ことを考えると、20%という字面ほど低くないかもです。
「クラウドソーシングが駄目で直接契約しないと…」と思っている方、一応以下も参考にしてみてはいかがでしょうか。
◆「20%支払って営業と経理関係を補助してくれる」と考える
クラウドソーシングってつまりは、営業・経理・実績まとめみたいなのを一度にできるプラットフォームです。
営業や経理が苦手な私にとって20%を払ってでも使いたいです。
ちゃんと源泉徴収の計算や支払調書の発行も問題なくできます。
このあたりに自信がない人にとっては、クラウドソーシングを主戦場にするのもありかと。
営業と経理の2人雇うなら、まあまあこんな金額ちゃうかなーと。主観です。
◆手数料は経費で落ちるとご存じか
クラウドソーシングの手数料20%、経費で落ちます。仕訳は「振込手数料」か「雑費」でオーケーだったはず。つまり手数料払った分だけ所得税の節税が可能です。
以下はランサーズの記事の引用です。記事内でも「雑費でいいんじゃね?」って書いてますね。
正式には「雑費」が良いかと存じます。「振込手数料は、「支払手数料」では?」という意見も出るかもしれません。間違いではないのですが、一般に、自分の口座から出金するときの手数料は「雑費」で処理する場合が多いのです。例えば、休日などにATMを使って出金したときの手数料も、雑費で計上します。
これに対して、第三者宛に振込を行うときかかる手数料は、「支払手数料」として計上されます。ですから、依頼主の方々が利用するときにかかる、システム利用手数料や、エスクローのときの手数料は「支払手数料」で処理するのが妥当です。
(引用:「フリーランスの経理業務ガイド|The LANCER」)
2019年度、私は振込手数料で計上しました。洒落にならない金額だったので、結構税金を抑えられた印象です。
参考までに!
◆直接契約も大変な面多いようです
直接契約の仕事、私も軽く受けたことあります。ただぶっちゃけ請求書の発行や管理、先方への支払いの催促などがめちゃくちゃめんどくさい。
あと、ちゃんと契約書を交わさないとクラウドソーシング以上にトラブルが大変らしい。
結局は文字単価もピンきりだそうで、直接契約で単価高く取れる人はクラウドソーシングでも高く取れる人、そんな印象です。主観です。
なので、無理してクラウドソーシング卒業といわず、腰を据えてじっくり取り組んでもいいかもしれませんね。
クラウドソーシングでも自分自身くらいなら頑張って養える…かもしれない
実体験で言ってしまうと、たしかにクラウドソーシングでそれなりに稼いだり1人で生活したりは可能です。
ただ、あくまでこれはWebライターあひるの体験談であって、結局はn=1のお話。たった1つのサンプルです。
1番働きやすい形でやってみてください。伝えたかったことは「クラウドソーシングもそんなに悪くない」「でも稼ぐのクッソしんどい」の2点です。
ではではWebライターあひるでした。