こんにちは。
Webライターあひると申します。
この記事はWEBライティング技能検定への挑戦し、WEBライティング実務士取得を目指す方を応援するものです。
私の合格体験と日本クラウドソーシング検定協会にて公表されている総評を参考に、WEBライティング技能検定合格のためのアドバイスができればと思います。
第五回目の今回は、「表記揺れ」や「文章の論理性・短い文章の連続」などについてです!
前回までのWEBライティング実務士についての記事↓
【第一回】WEBライティング技能検定合格のために文法ミスを減らしていこう!
【第二回】WEBライティング技能検定は「~たり」表現に注意し合格を目指そう!
【第三回】WEBライティング技能検定は誤字脱字に注意し合格を目指そう!
【第四回】WEBライティング技能検定合格のために「文章表現」に注意しよう!
Contents
表記ゆれには注意しよう!
表記ゆれとは、同一文章内で同じ意味の事柄を、違う漢字や言い回しで表してしまうことです。
とくに多いのは、数の表記を「1」と「一」など数字と漢字の混同表記です。
また、「出来る」と「できる」であったり、「下さい」と「ください」であったりなどの表現はよく使うため、間違いないようにしましょう。
本来の意味が薄れた漢字は開く(ひらがなにする)のがWebライティングの基本です。上記の場合は「できる」と「出来る」が正解。
・~と言う⇒~という
・~通り⇒~とおり など
(メディアにもよりますが、試験のときは開くとよい)
文章は意味のつながりが強い文同士をつなげよう!
「~で」や「~が」などの接続助詞、「しかし」や「さらに」などの接続詞で文と文をつなげるときは、
その文章同士をつなげる必要性を意識しましょう。
たとえば下記の文のように、前の文が後ろの文を説明していなかったり関係が薄かったりすると、「意味のつながりが薄い」となり減点の対象となります。
また、「しかし」などの逆説の接続詞や、
「さらに」の順接の接続詞なども、正しく使われない場合は減点対象です。
「車が便利なこと」と「気軽に乗ること」が逆説の意味となっていないです。この場合は「しかし、運転は危険である」などが正解。
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順接の接続詞を使用しているが、「お金がかかる」の文が、「車は便利」の文と意味がつながっていない。
この場合は「車は便利だ。さらに移動時間まで短縮できる」のように、メリット+メリットのような使い方がおすすめ。
逆に「車は危険だ。さらに運転にも技術がいる」と、デメリット+デメリットのような使い方が正解。
短文の連続は接続詞などで文章をつなげて長くしよう!
10~30文字くらいの文章を連続させるのも減点対象です。
幼い子どもが喋っているかのような口語的な印象となったり、読み手に違和感や負担を与えたりするためです。
関係性の深い文章同士をつなげたり、肯定と否定の文章を逆説の接続詞などを使ったりして、うまく文章の長さや論理性を調整してください。
ただし、長すぎる文(1文100文字を超えるような文)も減点対象ですので、注意が必要です。
副詞の呼応関係に注意しよう!
「副詞の呼応関係」とは、「とある副詞を使うと必ずセットで使う必要がある組み合わせ」のことで、正しく使わなければ減点対象です。
いくつかパターンがありますが、こればかりは文章を書きながら手や頭で覚えていくかありません。
WEBライティング技能検定テキストにも載っている組み合わせを下記にまとめたので、参考にしてください。
仮定「もし・たとえ・仮に」~「たら・ても」
もしライターに興味があったら、まずはクラウドソーシングサイトに登録しましょう。
たとえ文章がうまく書けなくても、練習すれば必ずうまくなれます。
推量「たぶん・おそらく」~「だろう」
たぶん明日には晴れるだろう。
おそらく奴がこの惨劇を引き起こしたのだろう。
推量「まさか・よもや」~「~まい・ないだろう」
まさかこの山を超えてくることはあるまい。
よもやここから負けることはないだろう。
打ち消し「決して・全然・少しも」~「ない」
決して開けてはいけない。
全然大したことはない。
禁止「決して」~「してはならない」
決して家鴨あひるをバカにしてはならない。
比喩「まるで・あたかも」~「ような」
まるで宝石のような美しさだ。
あたかも最初から知っていたかのような態度である。
疑問「なぜ・どうして」~「か」
なぜ猫はあんなにも可愛いのか。
どうして犬もあんなにも可愛いのか。
まとめ
今回考察したポイントは以下の通り。
・文章の関係性
・短文の連続使用
・副詞の呼応
表記揺れはWebライターの現場でも頻繁に起こるミスです。
WEBライティング技能検定試験のときも、しっかりと表記を統一しましょう。
また、この中で「副詞の呼応」については、文章を書いていてもなかなか意識しづらい部分です。
しかし、必ず減点対象となるため、抜けのないように覚えるようにしましょう。
今回で最終回です。
お付き合いありがとうございました!