こんにちは。
Webライターあひると申します。
当記事はWEBライティング技能検定に合格し、WEBライティング実務士の資格取得を目指していく方を応援するものです。
日本クラウドソーシング検定協会ホームページにて公開されている総評の中から、特に多い間違いを抜粋し、私なりの注意点と考察をまとめました。
今回のテーマは「文章表現の間違い」。
90分という制限時間がある中、焦って書いてしまうと、ついつい見落としがちなポイントです。
WEBライティング技能検定に望む際には、この文章表現の間違いに十分に注意しましょう。
前回までの記事はこちら↓
【第一回】WEBライティング技能検定合格のために文法ミスを減らしていこう!
【第二回】WEBライティング技能検定は「~たり」表現に注意し合格を目指そう!
【第三回】WEBライティング技能検定は誤字脱字に注意し合格を目指そう!
Contents
文章表現の間違いは「文中や文末の同様・重複表現」が多い
WEBライティング技能検定においての「表現間違い」は、以下で示した2つの原因が多いです。
・同じ意味の言葉を連続して使っている「重複表現」
自分では意識せずに使ってしまっている場合も多く、意外と厄介な間違いとなっています。
どのようなものがあるか見ていきましょう。
同様表現について(文中・文末)
「同様表現」とは、1文中に同じような言い回しが繰り返され、稚拙な文章のように感じる表現のことです。
文末の場合:「そのようになりました。そしてそうなりました。最後にそうなりました」
細かいようですが、WEBライティング技能検定において、これらの小さな間違いも減点対象です。
また、実際のWebライターの仕事現場においても、修正依頼としてよく挙がる項目でもあります。
試験合格、そしてクライアントへの満足へとつなげるためにも気をつけるようにしましよう。
同様表現への対処法1:文中表現は一文の情報量を少なくする
文中の同様表現となることが多いのは、「~ので」「~から」「~ため」など、前提条件や理由を表現するための言い回しです。
文中の同様表現が増えてしまう原因は、ほとんどの場合必要以上に文を長くなってることにあります。
一つの事柄を説明するのに、言葉を尽くしすぎているのかもしれません。
たとえば、「スマホは便利です」という事実を説明する文章を書く時、
「スマホが便利な理由」の説明に、条件や理由を付け足しすぎているか確認しましょう。
・スマホはネットが見れるから便利です。
これら2つの情報をつなげてしまうと……↓
「スマホは持ち運べるので、ネットが見れるので、便利です」
「~ので」「~から」「~ため」の表現で情報を付け足すときは一つだけ、とルールを決めてしまうのも手になります。
同様表現への対処法2:文末の表現は使える語彙の手札を増やすこと
文末の表現は、とにかくいろんな文末表現を覚えて、意識して使い分けることが一番の対処法です。
まず基本は「です」と「ます」、
もしくは「だ」と「である」を交互に使うことが大切になります。
できれば2回以上連続は避けるようにしましょう。
あとは最低限以下の文末表現を抑えておくようにすれば、表現の幅が広がると思います。
・「~ではないでしょうか」
・「~ください」
・「もし~ならば、~でしょう」などの仮定表現。ただし「もし~ならば(であれば)」は副詞の呼応表現にあたるのでセットで使うように。
ただし、以下の表現は減点対象ですので注意しましょう。
・「~ですよね」などの口語表現
・「です・ます」と「だ・である」を混同させる
気をつけるべき重複表現
重複表現とは、文章の中で同じ単語や似たような意味の言葉を並べてしまうことです。
WEBライティング技能検定では、日常的によく使ってしまいそうになる重複表現に注意しましょう。
・誕生日の日→「誕生日」の日とその後の日が同じ意味
WEBライティング技能検定のテキストにも、多くの重複表現の例が載っています。
テキストに載っているものは抑えておくのが無難です。
まとめ
同様表現と重複表現は、自分でも気づかないうちに使ってしまっている可能性の高いものです。
WEBライティング技能検定試験でも文章の見直しのとき、特に注意してください。
以上、Webライターあひるでした。
次回に続きます⇒「【第五回】WEBライティング技能検定合格のために細かい文法に気をつけよう!」