こんにちは。Webライターあひると申します。@donotevergetold
文章を書き慣れていない方にとって、文章の展開の仕方って結構難しいものですよね。
「なにから書けば良いのか」
「どのように文章を進めていけば良いのか」
初心者ライターの方やブロガーの方にとっては、意外とつまずきがちなポイントではないでしょうか。
そういうときは迷わず「結論」、つまりその文章で伝えたいことやテーマの正解を最初に示すことをおすすめします。
なぜなら結論から書くことで読者と書き手、両方にとって優しい文章となるからです。
私もWebライターを始めたばかりの頃(今でも)に「どう文章を書き進めようかな?」と迷ったとき、この結論から書くという理論を知ったことで執筆が随分と楽になりました。
もし「文章を書く才能がない」と嘆いている方がおられれば、この「結論から書く」を意識することで、簡単に悩みが吹き飛ぶかもしれませんよ!
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文章術の本やWebライティングの記事でも紹介される「結論から書け!」
私の自身の経験からも結論から書くことは良いと感じていますが、なによりいろんな文章術の本で「結論を先に掲示する有用性」を解説している事実があります。
これはWebライター、ブロガー、ビジネス文書の本など種類を問わず紹介されていますね。
結論や論点を最初にズバリ掲示し、核心から切り込む。すなわち文章をおしまいまで読みたくなるような魅力的な一段落を最初に持ってくるということです。
(「新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング(P42)」より引用)
また書籍だけではなく、文章構成の基本とされる「PREP法」や「SDS法」などの考え方でも、結論を始めに掲示することが基本となっているのです。
このように文章の頭を結論から始める有用性は、すでに多くの論理から証明されています。
では、これから実際に結論を先に示すことはなぜ有効なのか、3つのポイントを解説していきます。
SDS法……要約(Summary)→詳細(Detail)→まとめ(Summary)という順番で文章を構成する方法
読者に文章の意図が伝わりやすい
文章を書く時、われわれは「結局なにが言いたいんだ?」という問いに”ひと言”で答えられなければならない。
(「20歳の自分に受けさせたい文章講義(P133)」より引用)
最初に結論を示すことで、読者が「この文章はなにが言いたいんだろう?」という疑問を持たずに読み進められます。
これで読みながらモヤモヤすることもなくなり、なぜこの結論に至ったのかと興味を持って読んでもらえるのです。
仕事やプライベートでも、なかなか言いたいことを言わない人との会話は、「この人は何が言いたいんだろう」というストレスにつながりますよね。
文章でも一緒です。
読者は小説などでストーリー性を求めていない限り、さっさと答え知りたいのです。
特にWeb上の文章であれば多くの場合、読者は文章そのものより検索したキーワードの答えを求めています。
もし結論が最後にしか書いていなければ、「ここに知りたい情報はない」と読まれる前に読者が離れてしまうでしょう。
書く側も文章の結論を見失いにくい
先に結論を書いておけば、書き手自身も「何について書いているか」を見失いにくくなります。
文章を書くことは、実はかなり頭を使う行為。
ですので人間は長文を書いているとき、話が脱線したり何について書いてるか忘れたりします。
そこで「この文章で言いたいこと」を最初に示すことで、文章の終着点をあらかじめ決めてしまうのです。
あとはその結論を導くような文章展開をしていけば、書くことがブレずにスラスラ進められるようになりますよ。
文章の展開が結論→理由→根拠という基本に忠実になる
先に述べたPREP法やSDS法もそうですが、最初に結論を置くことでその文章の順番を決まります。
「文章の結論」「なぜその結論に至ったかの理由」「その理由の根拠」、この順番に書くことで締まった文章になるのです。
簡単に言えば、「最初の結論が正しいかどうかを説明する文章」にしてしまえば良いのです。
2, なぜなら、△△という理由だからです。
3, 理由の根拠として□□という事実があります。
4, よって答えは〇〇となります。
この順番を基本にすれば、Webライディング、ブログ、ビジネスのあらゆる場面で応用が効きますよ。
私も困ったときは超頼っている型となっています。
迷ったらまずは結論から書いていこう!
文章に正解はありませんが、結論から書くという基本を押さえておけば極端に文章が破綻することはありません。
あとは自分の慣れに従って順番を入れ替えたり崩したりなど、文章の内容に合わせた展開を当てはめてみてください。
基本を身につけ執筆スピードが上がれば、ライターの仕事や毎日のブログ更新のモチベーションが上がること間違いなしです。
是非一度結論から書くという基本を見直してみてはいかがでしょうか。
以上、偉そうに言いながらまだまだ修行中なWebライターあひるでした。