文章・記事のオリジナリティはテーマ・着眼点・自分だけの体験談から生まれる

初心者がオリジナリティについて考える
文章考察

こんにちは。

最近自分には権威もないのに、いろいろな意見、いわゆるオピニオン記事的なものを投稿している家鴨あひるです。@donotevergetold
(書きたいだけです。すいません)

今回のテーマは「記事や文章のオリジナリティとはなんだろう」です。

ライターやブロガーの記事、SNS、小説など、誰かに読まれるための文章には「オリジナリティが必要」という話題が増えてきました。

そもそも文章だけではなく、「その人にしかないオリジナル」というものは、今も昔も魅力的で人気がありますよね。

では、文章やブログ記事の分野では、一体どこで個性を出せばよいのか?

今回も過去に読んだ本の引用文から力を借りつつ、この「オリジナリティ」について考えていきたいと思います。

オリジナリティは「テーマ選び」で決まる

しかし、たとえプレリリース由来の原稿だとしても、自分の頭で考え、主眼を設定し、切り口を掲示しているなら、そこにはオリジナリティが宿っていると私は考えています。

「新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング(著 唐木元)」(P30)より引用。

スマホやパソコンで、いろいろな情報が簡単に手に入るようになった現代。

もしあなたが書きたいテーマがあったとしても、他の人がとっくに調べてネットで情報を公開しているなんでよくある話です。

このとき、「おんなじテーマじゃただのパクリだ……」と落ち込む必要はありません。そのテーマを選んだこと自体があなたの個性であり、オリジナルなテーマとなりえます。

「あなたが心から書きたい」と思ったのであれば、すでにそのテーマを選ばなかった他の人達と違うオリジナリティです。

まずはそこに注目した、ということに自信を持つようにしてください。

このブログでの本の感想記事も、他の方がとっくに進めていたり、感想を書いていたりしているものばかりです。しかし、それでも「あひるの視点でしか書けないものがあるかも」という一念で更新しています。

そもそも好きでやってることであり、結果としてオリジナル感や出ているかどうかはまた別の話……。

【本の感想】「新しい文章力の教室」でブログに使える文章術や校正を学ぼう!

他と同じテーマでも「どこに注目するか」でオリジナルの文章になる

おそらく、同じ取材テープ(同じ元ネタ)を使って10人のライターに書かせたとしても、10通りの原稿が出来上がるだろう。

「20歳の自分に受けさせたい文章講義」(P108)より引用。

引用文の通り、いくら同じ元ネタやテーマで文章を書いたとしても、全員が同じ文章になることはありえません。

人によってどこに注目するか、どこについて詳しく書くか、逆にどこを書かないかが違ってくるからです。

たとえばこの記事のテーマである「文章・記事のオリジナリティ」で考えましょう。

今回、私は「同じテーマでもどこを中心にして書くかで変わってくる」という前提で話を進めています。

しかし、他の人であれば「まだ誰も書いてない話題にする」であったり、「文字の順番を入れ替えや変な語尾をつけるザウルスであったりするかもしれません。

同じテーマでも、人の考えや見方によって内容は変わる!

他にも起承転結を変える、なんだったら文章なんか捨てて、すべてを絵やイラストで埋めてしまうなども考えられます。

つまり、テーマ選びと同じく「自分が注目する部分」によって、結論もその文章構成も大きく変わるのです。

それが、あなたにしか書けない文章へと変化することになるはず!

「20歳の自分に受けさせたい文章講義」(ダイヤモンド社)

【本の感想】「20歳の自分に受けさせたい文章講義」で文章について学ぼう!

「意見」「感情」「体験談」を入れると「あなただけの文章」になる

当たり障りのない意見やほかのところからかき集めた情報よりも、自分で実際に体験した記録や強い思いのほうが、ユーザーの役に立っているということです。
「本気で稼げる アフィリエイトブログ(著 亀山ルカ 染谷昌利)」(P30)より引用。

今まで生きてきた人生経験、テーマに対し思ったこと、感じたことなど、自分が体験してきたり考えたりしたことは、すべてあなたのオリジナルネタです。

テーマのどこに注目するかと同じく、

テーマに自分の意見を入れよう
「誰よりも詳しいから書く」
「逆に今まで勉強と無縁だったからこそ書く」
「テーマについて楽しいと思ったのか」
「逆につまらないと感じたのか」
「こういう体験したからこう考えた」
「逆に体験したことないからこう思った」

このようなあなただけの「意見」「感情」「体験談」を交えることで、オリジナリティと熱意あふれる文章へと変貌します。

なんだったら「何も感じなかったこと」でさえ、独自の意見として成立するのです。

あなたの考えたことや感じたこと、これこそが記事をオリジナルのものへと変化させる最大の要因と言えるでしょう。

亀山ルカの「本気で稼げるアフィリエイトブログ」でブログの始め方を学ぼう!|本の感想

オリジナリティあふれる記事には熱意が宿り共感を呼ぶ

実際、心が揺さぶられるスピーチや感動的なプレゼンは、話し手が人生を賭けて成し遂げたいという姿勢に満ち溢れている。
「言葉にできるは武器になる。」(P52)より引用。

ところで、なぜオリジナリティのある記事は人に読まれやすいのでしょう?

それは「自分にしかない体験や考え」は、「自分がこの世で一番詳しく書ける、自分にしか書けない内容」であり、詳しい描写や熱意を文章に盛り込めるからではないでしょうか。

よくわかるからよく書けるし、自分のことだから熱意を持って書ける。

それは確実に、文章に書き手、つまりあなたの人間性が反映されます。

そして人はただ事実を述べられるだけでなく、「その事実を達成した人の感情や体験談」に心惹かれる生き物なのです。

実際、歴史上の偉人や有名スポーツ選手の名言を見ても、現在まで残っている言葉は「自分の言葉」で話したことばかり。

だからこそ、「自分だけのオリジナルの記事や文章」は、人から読まれやすいという証明になります。

【本の感想】「言葉にできるは武器になる。」で文章の言葉の質を上げよう!

【番外編1.】「あなたが伝えたい思い」にふさわしい言葉選び

思いがあるからこそ、型が生きてくる。

「言葉にできるは武器になる。」(P158)より引用

ここからはちょっとしたテクニック編。意見や感情、体験談使用の応用です。

もし「あなただけの強い思い」「書きたくて仕方がないこと」が溢れていると仮定します。

そのとき、それをただ「嬉しかった」「こうでした」と簡単すぎる言葉で言ってしまうと、せっかく伝えたいことも物足りなく感じますよね。

絶対に伝えたい文章であれば、それに見合った表現を使うことで、より想いが宿ったオリジナリティある文章となります。

「嬉しかった」だけではなく、なぜ嬉しかったのか、嬉しかったと思った背景にはなにかあったのかなど、嬉しかった理由を具体的に説明できるようにしましょう。

書きたいことの想いに見合うのであれば、同じことを繰り返す「反復」や、物や現象を人や生き物のように見立てる「擬人法」など、簡単なレトリックも勉強しておくと面白いと思います。

ただし、大事なのは自分の意見ですので、レトリックだけで誤魔化さないようにようにしてください。

【番外編.2】あなただけの経歴・プロフィールの利用

※ブログやSNS記事向けです。

個人的に悲しい事実ですが、人間は「何を言っているか」より、「誰が言っているか」で言葉そのものの価値が決めてしまうのはよくあること。

しかし、それは「自分というキャラクター」が確立していれば、文章を工夫しなくてもオリジナリティが伝わるということでもあります。

簡単に言えば、元高卒ライン工の私が書いた文章には「高卒ライン工」という個性が足されますし、テニスの錦織圭選手が書いた文章には「テニスの錦織圭選手」という個性が足されます。

そこで、ブログやSNSで発信する時は、「自分という人間」がわかるような名前やプロフィールを設定することで、あなたの文章に「個性」を入れることができます。

さらにその公開している仕事や趣味、毎日の行動にそった情報発信をすることで、皆の意識に「コイツはこんな奴だ」というキャラ付けができ、個性を出すのに一役買ってくれるのです

ただし、嘘の経歴や無理したキャラクター設定だと、必ずボロが出て最後は誰にもなにも伝わらない文章となってしまいます。(ショーンKほどの実力者でもいつかはバレるのです)

本名でなくても問題ありません。ただ自分がどういう人間であるのかを嘘偽り無く公開することで、なにも書いていないときより相手に伝わりやすい文章になると思いますよ!

あなたにしか書けないからオリジナリティある文章なるのだ!

書くテーマがどれだけ有名であろうと、とっくの昔に記事が書き尽くされていようとも、

丸パクリにせず、自分の独自の視点や気持ちを加えることで、あなただけの文章を書くことができます。

逆に言えば、これだけ毎日新しい情報が流れているのですから、昔に書かれた記事を参考に情報やあなたの意見を加えることで、まったく新しいものが生み出せたりしますよ。

世にあふれる成功者も、たどり着いた結果は皆同じだとしても行き着くまでの経験や考え方が皆違うから、それぞれ違う理論で本を出したりビジネスを行ったりできるのです。

この記事が、あなたにとってのオリジナリティ発見につながればあひるは喜びます。

記事を書くことによって自分なりのオリジナリティを考える良い機会となった、家鴨あひるでした。