こんにちは。
2018年最後の記事執筆となった、Webライターあひるです。@donotevergetold
2018年からWebライター&ブロガーとして活動を始めるとともに、
10冊以上の文章術の本を読み漁り勉強を実行。
今回は、その10冊の文章術の本と自分の執筆経験をもとに、Webライティングで気をつけるべき点をまとめました。
自分自身の学びの成果が、誰かの役に立てれば幸いです。
Contents
ライティングの基本は「読者に伝わり行動を促す文章」である
「いい文章」とは「読者の心を動かし、その行動までも動かすような文章」のことである。
(「20歳の自分に受けさせたい文章講義」P268より引用)
Webライティングにかかわらず、ライティングの絶対の基本として一番気をつけるべき点は、
「読者にとって読みやすく、わかりやすく、そして心が動かされる文章」を書くことです。
これはすべての文章の土台となります。
ここにWeb媒体で執筆する際、「SEO(検索エンジン最適化)」やクライアントの意図など、
Webライティング独特の要素が加わってくるのです。
SEOに強いライティングとは「ユーザーのことを考えたライティング」である
つまり、SEOを成功させたいのなら、検索エンジンを使うユーザーの「意図」を満足させるコンテンツが必要だ。
(「沈黙のWebライティング」P59より引用)
Webライティングでは、SEOに強いライティングを理解することは非常に重要です。
Googleに評価され検索上位に導くライティングは、ブログのPV数が上昇、Webライターとしての評価獲得につながります。
Webライターもブロガーも、SEOの知識を持っておくと有益なスキルとなるのです。
SEOに強いライティングについては以下の記事で↓
まずはどんな記事を書くのか・誰に向けて書くのかを決める
具体的な「あの人」に向けて書くからこそ、その言葉は説得力を持つ
(「20歳の自分に受けさせたい文章講義」P171より引用)
なにも想定しなかったり、万人受けを狙ったりする文章を書いてしまうと、
読者に何も伝わらない文章になる危険があります。
始めにその文章で言いたいこと、
つまり着地点や説明すべき事柄、そして誰に伝える文章なのかをはっきりさせましょう。
実際、特定の誰かに向けた歌のほうが心に響いたり、たった一人の家族にあてた手紙のほうが感動を呼んだりしますよね。
それはライティングでも同じで、特定の一人に向けて書くほうが方向性も内容も明確になります。
年や性別、家族構成、悩みなど特定の誰か設定することを「ペルソナの設定」と言います。
どんなに大勢の人に向けて話す時でも、特定の1人を思い浮かべながら、「この人にだけは伝えたい」という気持ちで言葉を生み出していく。
(「言葉にできるは武器になる。」P210より引用)
リサーチの質・量で記事の出来は変わる
最終的な文章の価値は、文章中にある情報や想いの質、つまり「何について書いているか」で決まります。
どれだけ流麗な言い回し使ったとしてもを、事実や根拠が欠如している中身のない文章では何も伝わりません
逆に表現が稚拙でも、そこにしっかりとした論理や情熱があれば、人の心を動かす文章となります。
まずはしっかり取材やリサーチを行うことで、正しい事実や筋の通った論理など、文章の中身を充実させましょう。
「正しい事実」に理由・根拠・事例を加えて論理的に
新聞記者でさえ、十分な素材がないと文章は書けないのです。
(「10倍早く書ける 超スピード文章術」より引用)
小説など文学作品でない限り、文章の説得力は正しい事実をどれだけ論理的に説明できるかで決まります。
ほんの少しでも疑うべき点が出てしまうと、読者はすぐに正しい情報を求め読むのを中断してしまうでしょう。
事実の補強にはその事実に至った理由、そしてなぜその理由が正しいのかを説明する具体的な数字や事例が必要になります。
事実・理由・根拠やエピソード。
これらが読者に読まれる、論理的な文章に必要な要素になるのです。
情報に不足がないよう量を集めた後に取捨選択を行う
文章を構成する情報、つまり事実、理由、根拠などの要素は多すぎて困ることはありません。
逆に情報が不足してしまえば執筆を中断せざる得なくなり、調べる時間が余計にかかってしまいます。
また、使わない情報だと思っていても、執筆を進めていくと必要になる可能性も低くありません。
情報収集は信頼できる第一次ソースを中心に、集めすぎるくらい収集すると良いです。
全体の構成・見出しを決めることで文章の質と速さが変わる
その文章で言いたいことを決めるのと同時に、話の展開や見出しを決めておくと執筆が早くなります。
なぜなら、先に流れを決めることで書くべきことが明確になり、伝えたい内容がブレなくなるからです。
長文を書いていると、途中で話を忘れたり脱線したりすることが結構あります。
その結果、執筆の手が止まったり冗長な文章になったりしてしまうのです。
ですので先に書く方向性を決め、結論がブレないようにしましょう。
タイトルにキーワードを含ませる
たとえば「文章 書き方」でGoogleの検索上位を目指すのであれば、
その文章のタイトル内に「文章 書き方」を含ませるようにしましょう。
SEOの観点では、タイトルにキーワード含ませることはGoogleに評価されるための必須要項です。
また、キーワード検索したユーザーに、「何について書いてある文章なのか」を伝えるうえで重要になります。
見出しだけで言いたいことが分かるようにする
Web媒体の文章は雑誌や書籍に比べ、読者が途中で離脱してしまう可能性が高いです。
なぜなら、読者は短いスキマ時間で文章を読んでいたり、求める情報がないと判断すると別のWebページに飛んだりするからです。
そのために読者の目に入りやすい「見出し」に文章のポイントを入れ、
「読者が必要としている情報はここにありますよ」というアピールが必要になります。
理想は目次を読むだけで、なにが書いてある文章なのか分かる見出しです。
あとで直すことを前提に最後まで一気に書く
まずは誤字脱字を気にせず、一気に書いてしまうほうが結果的に完成は早くなります。
削ったり、追加したり、誤字脱字を直したりしながら書いてしまうと、文章の整合性がとれなくなる可能性が高くなるのです。
反対に一気に文章を書いてしまえば、書きながら話の流れが途切れないので、論理破綻が起こりにくくなります。
文章を書く作業と直す作業は、しっかりと分けると良いです。
結論から書いて読者の理解を助ける文章にする
Webライティングの基本は結論から書き始めることです。
結論から書くことで、まず読者に「なにについて書いてある文章」かを伝えられます。
始めに読者の混乱やモヤモヤ感を取り除くのです。
その後の文章は、先に示した結論を説明するための理由や根拠、展開し、最後にもう一度まとめの結論を示せば、
論理的でわかりやすい文章の型となります。
途中であえて結論に対する反論を入れ、その反論を解決する内容を付け足すとさらにわかりやすい文章となるでしょう。
わかりやすく簡潔に書く
読者が簡単に離れてしまうWeb媒体の文章では、少しでも読みにくさを感じさせてはいけません。
読者が手軽に読めるよう、大事な部分だけ伝える簡潔な文章にするのが基本です。
一文を短く簡潔にまとめましょう。
「~される」など受動態の連続、「~できる」「~が可能になる」などの可能表現には気をつけてください。
誰にでもわかるように書く
出てくる言葉が難しいのではない。読者に甘え、本来やるべき説明を怠っているから、読みづらいのである。
(「20歳の自分に受けさせたい文章講義」P172より引用)
専門用語や難しい言い回しが続く文章は、読者離れを引き起こします。
また、読者に「書き手が自慢している」かのような印象を与えてしまうため、好ましくありません。
読者のためになる文章とは、読者に甘えず書き手がしっかりと説明を尽くすことが大切となるのです。
校正と推敲には力を入れる
どれだけ一流の作家や小説家であっても、推敲や校正作業を必要としない人物はいません。
私もいろいろな文章術の本を読んできましたが、どの本も必ず文章の推敲と校正について解説されていました。
文章を書く者として、推敲と校正の知識は必須なのです。
まず文章全体の構成の確認から始め、徐々に段落重複などを確認するとやりやすいです。
そして文末表現の重複の確認、そして最後に細かい誤字脱字チェックをしましょう。
特に誤字脱字の有無は、ユーザーやクライアントの信頼に関係してくるので、抜けなく入念に行うことが大切です。
完成した原稿は必ず確認しフィードバックを行う
掲載された記事にはたくさんの学びがある
Webライターとしてクライアントに寄稿した文章や、ブログに上げた記事は必ずもう一度自分の目で確認すると良いです。
クライアントが手を加えている場合、なぜ手を加えたのか学ぶ機会になりますし、
ブログ記事の場合は文字のフォントのサイズやブログデザインとの整合性を勉強する良い教材になります。
2019年はこれらの学びを生かしてガンガン記事を書きます
2018年に学んだ文章の書き方について、自分なりにまとめてみました。
この記事を執筆した事実、そして2018年にインプットしたこれらの情報をしっかり自分の中で吸収し、
自分の糧としていきます。
以上、2018年(2019年に被っているかも)最後の記事を執筆したWebライターあひるでした。